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ベンツがいい・オリジナルイメージ
ベンツSクラスの5年落ちは新車時の圧倒的な高級感や先進装備を備えながらも価格が大きく下がるため、中古車市場で注目される存在です。新車価格が1000万円を超えるモデルも多いSクラスは5年落ちになると半額前後で手に入れられるケースが多く、コストパフォーマンスを重視する人にとって大きな魅力があります。
ただし5年落ちの中古車の価格帯は走行距離やグレードによって幅があり、標準仕様よりロング仕様やAMGラインなどは高額で推移する傾向にあります。この点を理解するためには新車価格との比較を踏まえた検討が欠かせません。
また4年落ちとの違いを見れば保証が残っている可能性が高く安心感はありますが価格が高めであり、10年落ちとの違いでは購入費用が安い一方で故障や維持費の負担が大きくなるなどの特徴があります。
したがって下取り価格の目安や故障リスクについて事前に知識を持つことが賢明です。さらに維持費の現実を考えると自動車税や燃料代、保険料などが年間で高額になりやすいため長期的な視点での予算計画が重要です。
加えて故障事例と修理費用を把握し、下取りで損しない方法を実践することで総合的なコストを抑えられます。中古車選びのポイントとしては整備記録の有無や外装内装の状態、保証内容などを丁寧に確認することが求められます。
他年式との比較も行いながら自分に合った条件を見極めれば、ベンツSクラスの5年落ちをより安心して選ぶことができるのです。
記事のポイント
①:5年落ちの中古車価格帯や新車価格との違いがわかる
②:4年落ちや10年落ちとの比較で得られるメリットと注意点がわかる
③:下取り価格の目安や下取りで損をしない方法が理解できる
④:維持費や故障リスク、中古車選びの具体的なポイントが把握できる
ベンツSクラスの5年落ちの魅力と相場
- 5年落ちの中古車の価格帯
- 新車価格との比較
- 4年落ちとの違い
- 10年落ちとの違い
- 5年落ち:下取り価格の目安
- 5年落ち:故障リスクについて
5年落ちの中古車の価格帯
5年落ちの中古車の価格帯は、購入を検討する上で非常に大切な要素です。特にSクラスのような高級車は、新車からの値下がり幅が大きく、購入者にとっては手の届きやすい価格になる一方で、依然として高級感や快適性を維持している点が特徴といえます。
ただし、5年落ちの価格は一律ではなく、走行距離や整備履歴、装備内容などによって大きく変わります。一般的に、5年落ちであれば新車価格の40%から50%程度で取引されることが多いとされていますが、これはあくまで目安であり、希少な限定モデルや走行距離が少ない車両は相場より高めに販売されるケースもあります。
年式と走行距離ごとの価格目安
中古車市場で価格に最も影響を与えるのは年式と走行距離です。5年落ちであっても、走行距離が5万キロ未満の個体と10万キロを超える個体では、販売価格に大きな差が出ます。以下に価格帯の目安をまとめます。
走行距離 | 想定価格帯(新車価格比) |
---|---|
5万キロ未満 | 45〜55% |
5〜8万キロ | 35〜45% |
8万キロ以上 | 25〜35% |
このように、走行距離が短いほど販売価格は高く維持されやすく、リセールバリューにも直結します。
グレードと装備による違い
Sクラスはグレードや装備の幅が広いため、標準仕様とロングホイールベース仕様では大きな価格差が生じます。さらに、シート素材が本革かどうか、オーディオブランドや先進安全装備の有無なども中古車価格に影響します。特に高級オプションを搭載した車両は市場での人気が高く、結果的に価格も下がりにくい傾向にあります。
販売価格を決めるその他の要因
中古車の価格は、整備記録が残っているか、事故歴があるかどうかでも大きく変動します。販売価格が相場より安くても、修理歴がある車両は将来的な故障リスクが高まる可能性があるため、購入者は慎重に確認する必要があります。そのため、購入前には販売店で整備記録簿を確認することが推奨されます。
参照:
・Mercedes-Benz公式サイト
・日本自動車販売協会連合会
新車価格との比較
新車価格との比較を行うと、5年落ちのSクラスがどの程度お得に購入できるかが明確になります。Sクラスは新車時に1,000万円を超えることが一般的で、オプションを加えると1,500万円前後に達する場合も珍しくありません。高額な新車価格が、中古市場ではどれほど下がるのかを把握することは、購入の判断材料として重要です。
一般的に、Sクラスは新車から3年で大きく値下がりし、その後は緩やかに下がっていきます。5年落ちであれば、新車価格の40〜50%程度になることが多く、同じモデルでも年式や装備、走行距離によって価格差が生じます。
新車と5年落ちの価格比較
以下に新車価格と5年落ちの価格帯をまとめます。
グレード | 新車価格の目安 | 5年落ち価格の目安 |
---|---|---|
Sクラス標準仕様 | 1,000〜1,200万円 | 450〜600万円 |
Sクラスロング仕様 | 1,300〜1,500万円 | 600〜750万円 |
AMGラインなど上位仕様 | 1,600万円以上 | 800万円前後 |
この表から分かるように、5年落ちを選ぶことで新車時の半額程度で購入できるケースが多く見られます。
コストパフォーマンスの観点
価格差だけでなく、得られる価値も重要です。5年落ちでも静粛性や快適性は十分に保たれており、多くの装備も現行水準に近いものが備わっています。したがって、コストパフォーマンスの観点では非常に優れた選択肢といえるでしょう。
注意点
ただし、新車には最新の安全装備や長期保証が付帯するため、単純に価格の安さだけで比較するのは危険です。中古車は保証が切れているケースが多く、修理費を自己負担するリスクがあります。そのため、購入時には保証内容や整備履歴を慎重に確認することが必要です。
参照:
・国土交通省 自動車保有関係 https://www.mlit.go.jp/
4年落ちとの違い
4年落ちと5年落ちの違いは、中古車市場における価格と状態のバランスに表れます。どちらも新車登録から数年が経過しており、すでに大きな値下がりを経験していますが、わずか1年の差であっても維持費や保証の有無、リセールバリューに影響する点があるため注意が必要です。
価格面の違い
4年落ちと5年落ちでは、新車価格に対する値下がり率が異なります。一般的に、新車から4年経過した車両は新車価格の50〜60%程度を維持しているケースが多いですが、5年目に入ると値下がり幅が大きくなり40〜50%程度になる傾向があります。
年式 | 新車価格比率 | 市場での傾向 |
---|---|---|
4年落ち | 50〜60% | 比較的新しいため保証が残る場合が多い |
5年落ち | 40〜50% | 値下がり幅が大きく購入しやすい |
この表からも分かるように、価格差は大きく、4年落ちは高めの水準で安定している一方、5年落ちは一気に値ごろ感が出てきます。
保証や整備記録の違い
4年落ちであれば、新車保証が残っている可能性があります。メーカー保証は通常3年から5年が多く、条件次第では延長保証が付帯している車両も存在します。これに対し、5年落ちの車両は保証が切れているケースが多いため、故障時には修理費用を自己負担する必要が出てきます。保証があるかどうかは購入時の安心感に直結するため、4年落ちにアドバンテージがあります。
維持費やリセールの違い
維持費の面では、4年落ちと5年落ちで大きな差はありませんが、リセールバリューには違いが出ます。再び売却を考えた際、4年落ちは年式が比較的新しい分、高値で取引されやすい傾向があります。逆に5年落ちは購入時に割安ですが、売却時の査定額もやや下がる傾向が見られます。
このように、4年落ちは保証や高めのリセールバリューに魅力があり、5年落ちは購入時の価格メリットが強調されます。どちらを選ぶかは、購入後の使用年数や予算に応じた判断が必要です。
10年落ちとの違い
10年落ちと5年落ちでは、車両の状態や維持費、購入後のリスクが大きく異なります。両者を比較することで、予算に応じた最適な選択肢を見極めることができます。
価格の違い
10年落ちのSクラスは、新車価格の20〜30%程度にまで下がるケースが多く見られます。これに対して、5年落ちは40〜50%を維持しているため、価格差は大きく開きます。
年式 | 新車価格比率 | 市場での傾向 |
---|---|---|
5年落ち | 40〜50% | 高級感を維持しつつ価格が手ごろ |
10年落ち | 20〜30% | 非常に安価だが整備費用が高額になりやすい |
この表から分かるように、10年落ちは購入価格の安さが魅力ですが、後述する維持費のリスクが大きな課題になります。
故障リスクと維持費の違い
10年落ちの車両は、経年劣化により部品交換が必要になる可能性が高まります。特に電子制御部品やエアサスペンションといった高額修理が必要な箇所は注意が必要です。
整備費用が購入価格を上回ることもあり得るため、長期的に乗るには予算を多めに確保する必要があります。一方、5年落ちは主要部品の多くがまだ耐用年数を超えておらず、定期的な整備を行うことで大きなトラブルを避けられる可能性が高いです。
リセールバリューと市場での扱い
10年落ちの車両はリセールバリューがほとんど期待できず、再販売時には査定が低くなる傾向があります。逆に、5年落ちはまだ一定の需要があるため、将来的に売却する場合でもある程度の価値を残すことが可能です。
このように、10年落ちは初期費用を抑えたい人に向いていますが、維持費や故障リスクを覚悟する必要があります。一方で、5年落ちは価格と信頼性のバランスが良く、長期的な満足度を得やすい選択肢といえます。
5年落ち:下取り価格の目安
5年落ちのSクラスを売却する際に気になるのは下取り価格の水準です。高級車は新車価格が高額なだけに、中古市場でも一定の評価を維持する傾向があります。しかし、走行距離や車両の状態、グレードによって大きな差が生じるため、目安を理解しておくことが大切です。
下取り価格の一般的な水準
一般的に、5年落ちのSクラスは新車価格の35〜45%程度で下取りされるケースが多いといわれています。例えば新車価格が1,200万円の車両であれば、420〜540万円前後が目安となります。ただし、これは標準的な仕様で走行距離が5万〜8万キロの場合の参考値です。
年式 | 走行距離 | 下取り比率 | 想定下取り額(新車1200万円の場合) |
---|---|---|---|
5年落ち | 5万キロ未満 | 45%前後 | 約540万円 |
5年落ち | 5〜8万キロ | 35〜40% | 約420〜480万円 |
5年落ち | 8万キロ以上 | 30〜35% | 約360〜420万円 |
このように、走行距離が短くメンテナンス履歴が明確な車両ほど高値で取引されやすいことが分かります。
グレードや装備の影響
Sクラスはグレードの幅が広く、標準モデルよりもロング仕様やAMGラインなどの上位グレードの方が下取り額が高くなる傾向があります。また、レザーシートや高級オーディオ、先進安全装備などの人気オプションが付いている車両は需要が高いため、査定額にプラスされやすいのも特徴です。
下取り価格を高めるための工夫
下取り価格は、車両の外装や内装の状態が大きく影響します。小さな傷や凹みであっても査定額が下がることがあるため、売却前に修理しておくと有利に働く場合があります。
また、整備記録簿をしっかり残しておくことは大きなアピールポイントとなります。さらに、複数の買取業者で査定を受けて比較することで、最も高い条件で売却できる可能性があります。
このように、5年落ちのSクラスの下取り価格は走行距離や状態次第で大きく変わります。購入からの維持状況や売却時の工夫によって、同じ年式でも数十万円以上の差が生まれることがあるため注意が必要です。
5年落ち:故障リスクについて
5年落ちのSクラスを購入する際に、多くの人が懸念するのは故障リスクです。新車時は最新技術を搭載した高級車であっても、年数が経過すれば部品の劣化やトラブルが発生しやすくなります。特に輸入車は修理費用が高額になりやすいため、購入前に想定しておくことが重要です。
発生しやすい故障箇所
Sクラスのような高級車は電子制御装置や快適装備が多いため、5年落ちになると次のような箇所でトラブルが報告されています。
部位 | 故障例 | 修理費用の目安 |
---|---|---|
エアサスペンション | 空気漏れやセンサー不良 | 数十万円 |
電装系 | センサー、ECU(制御装置)の不具合 | 数万円〜20万円程度 |
快適装備 | シートヒーターやモニターの故障 | 数万円 |
消耗部品 | バッテリーやブレーキ部品の交換 | 数万円 |
このように、高額な部品が搭載されているため、国産車に比べて修理費が大きくなる点が特徴です。
走行距離と故障の関係
5年落ちであっても走行距離が少ない車両は、主要部品の耐用年数を迎えていない場合が多く、故障リスクも比較的低いといえます。逆に、年間2万キロ以上走行している車両は消耗が進んでいるため、サスペンションや電子制御部品などの修理が必要になる可能性が高まります。
故障リスクを抑える方法
故障リスクを下げるためには、購入時に整備記録簿を確認し、定期点検がきちんと行われている車両を選ぶことが重要です。また、正規ディーラーや専門店で整備を受けた履歴があるかどうかもチェックポイントになります。さらに、保証付き中古車を選べば、万が一の修理費用を軽減できる可能性があります。
このように、5年落ちのSクラスには一定の故障リスクが伴いますが、整備状況や走行距離を慎重に確認することで、リスクを最小限に抑えることが可能です。購入後は定期的な点検や予防整備を心がけることで、長く快適に乗ることができるでしょう。
ベンツSクラスの5年落ちで購入前の注意点
- 5年落ち:維持費の現実
- 故障事例と修理費用
- 下取りで損しない方法
- 中古車選びのポイント
- 他年式との比較
5年落ち:維持費の現実
5年落ちのSクラスを所有する際に、最も気になる点の一つが維持費です。購入価格が下がる分だけ手に入れやすくなりますが、維持費は新車と同等かそれ以上にかかる場合があるため、事前に現実的な数字を把握しておくことが重要です。
主な維持費の内訳
Sクラスは排気量が大きく、車両重量も重いため、自動車税や燃費、保険料などが国産車と比べて高額になります。以下は一般的な維持費の目安です。
項目 | 年間の目安費用 | 補足 |
---|---|---|
自動車税 | 約6〜8万円 | 排気量3500〜5500ccクラス |
自動車保険 | 約15〜25万円 | 等級や年齢条件によって差あり |
燃料代 | 約20〜35万円 | 実燃費6〜8km/L、年間走行1万km想定 |
車検・法定費用 | 約10〜15万円 | 2年に一度の法定点検含む |
メンテナンス費 | 約10〜30万円 | タイヤ、オイル、ブレーキ交換など |
合計すると年間で60万円以上、場合によっては100万円近くになることもあります。これはあくまで一般的な目安であり、走行距離や乗り方によって変動します。
5年落ち特有の費用増加
5年落ちになると、メーカー保証が切れている車両が多く、消耗部品の交換が増える時期に差しかかります。タイヤやバッテリー、ブレーキパッドといった消耗品はもちろん、エアサスペンションや電装系にトラブルが出ると一度に数十万円の出費となる可能性があります。
維持費を抑える工夫
維持費の負担を軽減するためには、正規ディーラーに加え、輸入車専門の整備工場を利用するのも有効です。また、タイヤやオイル交換などの消耗品を計画的に実施することで突発的な出費を防ぐことができます。さらに、中古車保証を活用することで予想外の修理費をカバーできる場合もあります。
このように、5年落ちのSクラスは購入時の価格メリットがある一方で、維持費は依然として高額です。所有を検討する際は、購入費用だけでなく年間の維持コストも総合的に判断する必要があります。
故障事例と修理費用
Sクラスは高級車として高い快適性と性能を誇りますが、その分だけ搭載される電子機器や先進装備が多く、故障リスクもあります。5年落ちの車両では、消耗品の交換に加えて特有の故障事例が出始める時期といえます。
よくある故障事例
以下に、5年落ち前後で多く報告されている故障箇所と修理費用の目安をまとめます。
部位 | 故障の内容 | 修理費用の目安 |
---|---|---|
エアサスペンション | 空気漏れ、コンプレッサー不良 | 20〜40万円 |
電装系(センサー類) | ABSセンサー、ECUの不具合 | 5〜15万円 |
ナビゲーション・モニター | 画面の不具合、操作不能 | 10〜20万円 |
エアコン関連 | コンプレッサー故障や冷媒漏れ | 10〜25万円 |
ブレーキシステム | ディスクやキャリパー交換 | 10〜20万円 |
バッテリー | 劣化による始動不良 | 3〜5万円 |
このように、修理箇所によっては数十万円単位の出費になる可能性があり、維持費と合わせて負担が大きくなりやすいのが特徴です。
修理費用が高額になる理由
Sクラスは高度な電子制御や快適装備が多数搭載されているため、国産車に比べて部品代や工賃が高くなりがちです。さらに、輸入車の場合は部品の取り寄せに時間と費用がかかるケースもあり、結果として修理費用が高くなります。
故障を防ぐためのポイント
故障を避けるためには、定期的な点検と予防整備が欠かせません。特に、エアサスペンションや電装系はトラブルが多いため、早めに異常をチェックしておくことが重要です。また、修理費用を抑える方法としては、ディーラーだけでなく信頼できる輸入車専門工場に依頼することや、中古パーツの活用も選択肢となります。
このように、5年落ちのSクラスは高級感を維持しながらも故障リスクを抱える時期に入っており、修理費用の備えが欠かせません。購入後の安心を確保するためには、保証付きの中古車を選び、定期的な整備を徹底することが望ましいといえます。
下取りで損しない方法
5年落ちのSクラスを下取りに出す際、同じ車両でも数十万円単位で査定額が変わることがあります。高級車であるSクラスは特に市場価値の変動が大きいため、損をせずに売却する工夫が必要です。
下取り額を左右する要素
下取り額は年式や走行距離だけでなく、整備履歴や外装・内装の状態によっても大きく変わります。特に整備記録簿が残っている車両は高く評価されやすく、逆に修復歴がある場合は大幅に減額される傾向があります。また、人気のグレードや装備が搭載されているかどうかも査定額に直結します。
下取りで損を避けるための工夫
いくら状態が良くても、販売店ごとに査定基準は異なるため、複数業者に査定を依頼して比較することが重要です。特に輸入車に強い業者は高額査定を提示することが多いため、一般的な国産車中心の店舗より有利になる場合があります。
下取りと買取の違いを理解する
ディーラーの下取りは新車購入とセットであるため手続きが簡単というメリットがありますが、買取専門店の方が高額になることも少なくありません。例えば、同じ5年落ちのSクラスでもディーラー査定が450万円、専門店の買取査定が500万円というケースもあります。この差を考えると、下取り一択ではなく、買取査定も併用することが合理的です。
売却タイミングの重要性
中古車市場は需要と供給のバランスで動くため、売却時期によっても査定額は変動します。決算期や新モデル発表前などは需要が高まる傾向があり、査定額が上がりやすいといわれています。
このように、下取りで損をしないためには、複数の業者比較、整備記録の保持、タイミングを意識した売却が欠かせません。単に手間を避けて一社だけに依頼すると、数十万円の差を失うリスクがあるため注意が必要です。
中古車選びのポイント
5年落ちのSクラスを中古車で購入する場合、失敗を避けるためには慎重な車両選びが欠かせません。高級車は装備が多く、修理費も高額になりやすいため、事前のチェックポイントを理解しておくことが大切です。
整備記録簿の確認
中古車を選ぶ際に最も重要なのは、整備記録簿が残っているかどうかです。定期点検が正規ディーラーや専門工場で実施されていれば、安心感が高まります。記録が不十分な車両は購入後のトラブルリスクが増えるため避けるべきです。
走行距離と使用状況
走行距離は価格に直結しますが、単に少なければ良いというものではありません。例えば年間1万キロ程度の走行であれば自然ですが、極端に少ない場合は長期間放置されていた可能性があり、部品劣化の懸念もあります。走行距離と整備状況を合わせて確認することが重要です。
外装・内装の状態
小さな傷や凹み、シートの使用感は査定額だけでなく購入後の満足度にも関わります。特にSクラスは高級感が魅力であるため、内装の状態は慎重にチェックする必要があります。
人気グレードと装備
Sクラスはグレードや装備の違いで価値が大きく変わります。ロング仕様やAMGラインなどは中古市場でも需要が高く、リセールバリューも維持されやすい傾向にあります。逆に需要の少ない仕様は安価に購入できる反面、再販時に不利になる可能性があります。
保証の有無
中古車購入時に保証が付いているかどうかも重要なポイントです。保証があれば予期せぬ修理費を軽減できるため、5年落ちのように故障リスクが出始める年式では特に有効です。
このように、中古車選びでは整備履歴、走行距離、外装内装の状態、装備内容、保証の有無を総合的に判断することが必要です。価格だけで判断すると、後から高額な修理費がかかるリスクがあるため注意してください。
他年式との比較
Sクラスを購入する際には、5年落ちだけでなく他の年式と比較することが重要です。なぜなら、年式によって価格、装備、維持費、故障リスクが大きく変わり、購入後の満足度や総コストに直結するからです。ここでは4年落ちや10年落ちを中心に、他年式との違いを整理します。
価格の比較
年式ごとの価格差は購入判断の大きなポイントです。以下に新車価格に対する残価率の目安を示します。
年式 | 新車価格比率 | 特徴 |
---|---|---|
3年落ち | 55〜65% | 新車保証が残っている可能性が高く、価格は高め |
4年落ち | 50〜60% | 保証が残る場合があり、状態も良好 |
5年落ち | 40〜50% | 購入しやすい価格帯、状態と価格のバランスが良い |
10年落ち | 20〜30% | 購入費用は安いが故障リスクが高く、維持費が増大 |
この表から分かるように、5年落ちは価格と状態のバランスが取れている年式といえます。
装備や技術の進化
年式が新しいほど、最新の安全技術や快適装備が搭載されています。例えば4年落ちと5年落ちでは大きな差は少ないですが、10年落ちになると安全支援システムやインフォテインメント機能が現行モデルより古く、利便性に差が出ます。また、ハイブリッドやディーゼルモデルが追加された年式もあるため、自分に合った仕様を選ぶうえで年式の違いは無視できません。
維持費や故障リスク
年式が古くなるにつれて消耗部品の交換頻度が増え、修理費用も高くなる傾向があります。特に10年落ちはエアサスペンションや電子制御系統に不具合が出やすく、維持費が年間で100万円を超えることも珍しくありません。
一方で3年落ちや4年落ちは保証が残っているため、修理費のリスクを抑えられるメリットがあります。5年落ちは保証が切れていることが多いものの、大規模な修理が必要となる確率はまだ比較的低い水準にあります。
リセールバリュー
再販売を考える場合、年式によって査定額に差が出ます。4年落ちはまだリセールバリューが比較的高く、売却時に有利ですが購入価格も高めです。5年落ちは購入価格が抑えられるため、売却時に多少査定が下がっても総合的なコストは安定します。10年落ちはリセールバリューがほぼ期待できず、売却時に大幅な減額が避けられないケースが多いです。
このように、他年式と比較すると5年落ちは価格、装備、維持費のバランスが取れた現実的な選択肢です。予算に余裕があり保証重視なら4年落ち、初期費用を抑えたいなら10年落ちといった判断も可能ですが、総合的に見ると5年落ちが安定した選択といえるでしょう。
ベンツSクラスの5年落ちの総括ポイント
- 新車価格の半額程度で購入可能な価格帯である
- 走行距離が短いほどリセールバリューが高い
- 標準仕様よりロング仕様やAMGラインは下取りが有利
- 整備記録や事故歴の有無が査定額に直結する
- 4年落ちは保証が残る可能性が高いが価格が高め
- 10年落ちは購入費用が安いが修理リスクが大きい
- 維持費は年間60〜100万円と高額になりやすい
- エアサスペンションや電装系は故障リスクが高い
- 修理費は数万円から数十万円まで幅がある
- 下取り価格は新車価格の35〜45%が目安となる
- 複数業者の査定比較が下取りで損をしない方法である
- 中古車選びでは整備簿の有無が最重要である
- 内装や外装の状態は購入後の満足度に直結する
- 人気グレードは中古市場でも価格が下がりにくい
- 保証付き中古車を選ぶことで修理リスクを軽減できる