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ベンツで故障が少ない車種の特徴とは?5年落ち10年落ちの実態

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ベンツで故障が少ない車種の特徴とは?5年落ち10年落ちの実態

ベンツがいい・オリジナルイメージ

ベンツは高級車としてのステータス性だけでなく、耐久性や安全性にも定評がありますが、すべてのモデルが同じように信頼できるとは限りません。

ベンツ故障多いと感じるユーザーがいる一方で、故障が少ない車種として評価されるモデルも存在します。

本記事では、ベンツで故障が少ない車種を選ぶポイントをはじめ、故障が少ない車種の特徴とは何か、故障しないベンツの共通点や5年落ち・10年落ちの故障の実態まで幅広く解説します。

さらに、壊れやすい外車ランキングとの比較や、ベンツで故障多いとされるモデル例も紹介しつつ、W205やCクラスの評価にも触れています。

長期間乗れるベンツの選び方や、故障リスクを下げるメンテナンス法、中古ベンツ購入時のチェックポイント、故障が少ないエンジン型式とは何かまで実用的にまとめています。

記事のポイント

①:故障が少ないベンツの選び方がわかる

②:5年落ちや10年落ちの故障リスクを把握できる

③:避けるべき壊れやすいモデルを知ることができる

④:信頼性の高いエンジン型式やメンテナンス方法がわかる 

ベンツで故障が少ない車種を選ぶポイント

  • 故障が少ない車種の特徴とは?
  • 故障しないベンツの共通点
  • 5年落ち・10年落ち 故障の実態
  • 壊れやすい外車ランキングとの比較
  • ベンツで故障多いとされるモデル例

故障が少ない車種の特徴とは?

故障が少ない車種にはいくつか共通する要素があります。単純に「ブランドだから安心」と考えるのではなく、設計・部品の品質・製造工程など、複数の観点から判断することが重要です。

まず第一に、信頼性の高いエンジンとトランスミッションを搭載している車種は、全体的に故障が少ない傾向にあります。具体的には、過去のモデルで多くの実績があり、改良を重ねられたパワートレインを持つ車です。これにより設計上の不具合が少なく、経年劣化にも強い構造が期待できます。

次に、電子制御部品の数が過剰でないモデルも比較的トラブルが少ないです。近年の車は電子化が進み、便利な反面センサーやモジュールの故障リスクが高まっています。そのため、基本的な装備にとどめられているモデルのほうが、電気系統の不具合を回避しやすいという特徴があります。

また、定期的なメンテナンスがしやすい設計になっているかどうかも、長期間の信頼性に影響します。整備性が悪い車は、小さな不具合でも修理に手間と費用がかかり、結果的に放置されやすくなります。そうした小さなトラブルが蓄積されることで、重大な故障に発展するケースも少なくありません。

さらに、グローバル市場で多く販売されているモデルは、部品の流通が安定しており、修理対応もしやすいという利点があります。マイナー車種や限定仕様の車は、部品の入手が難しく、故障時の対応が遅れることもあるため注意が必要です。

このように、故障が少ない車種には「信頼性の高い設計」「電子制御のバランス」「整備のしやすさ」「部品の供給体制」といった条件が複数重なっています。ただし、どれだけ信頼性の高い車でも、適切なメンテナンスを怠ればトラブルのリスクは増します。あくまでも機械である以上、使用環境や運転の仕方も故障率に影響するということを念頭に置くべきです。

故障しないベンツの共通点

ベンツの中でも特に故障しにくいとされるモデルには、いくつか明確な共通点があります。ベンツと聞くと高級で複雑な構造という印象を持つ人も多いかもしれませんが、実際には堅実な設計が施された信頼性の高いモデルも存在します。

第一のポイントは、比較的シンプルな構成を持ったモデルであることです。例えば、自然吸気エンジンを搭載した旧世代のCクラスやEクラスは、過度なターボや複雑な制御がないため、トラブルが少ないと評価されています。過剰な電子制御や先進装備は利便性がある反面、故障リスクを高める要因でもあります。

次に、製造時期も重要な要素です。メルセデス・ベンツは新しいモデルを投入するたびに設計や電子制御の大幅な見直しを行います。そのため、登場してから2〜3年経ち、初期不良が改善された後期型モデルのほうが安定した性能を発揮しやすい傾向があります。

さらに、部品の共通性が高いモデルも安心です。多くのグレードや車種で共通部品を使用しているモデルは、部品の入手性が高く、故障時の対応も迅速に行えます。この点ではCクラス(特にW204やW205)などが該当しやすいと言えるでしょう。

加えて、正規ディーラーでの定期点検がしっかりと記録されている車両であれば、整備履歴の透明性も高く、潜在的なトラブルが事前に発見されている可能性が高くなります。点検整備の質が車両寿命に大きく関わってくるのはベンツに限らず、すべての車に共通することです。

このような共通点を踏まえると、シンプルな構造・安定した設計・メンテナンス記録の確実性という3つの要素が、故障しないベンツを見極める基準となります。車選びの際には、華やかな見た目や装備だけでなく、内部構造や整備性にも注目することが大切です。

5年落ち・10年落ち 故障の実態

車を購入する際、「新車よりも中古車」と考える方も多く、特に5年落ちや10年落ちのベンツを検討する人も少なくありません。しかし、年式の古さによって故障リスクがどのように変化するかを把握しておくことはとても重要です。

まず、5年落ちのベンツであれば、定期点検や車検を受けていれば、大きな故障が起きる可能性はそれほど高くありません。走行距離が5万~7万km程度であれば、エンジン・ミッションなどの主要部品はまだ健全であるケースが多いです。ただし、バッテリーやセンサー類、ワイパーモーターなどの消耗部品は交換時期に差し掛かっている可能性があるため、点検が必要です。

一方で10年落ちの車両になると、さまざまな部位の経年劣化が進行しています。とくにエアサスペンションやパワーウィンドウ、冷却系部品、電装系のトラブルが発生しやすくなります。これらのパーツは高額修理となることが多いため、事前にそのリスクを理解しておくことが必要です。

また、5年~10年落ちのモデルでは、メーカー保証が切れていることがほとんどです。そのため、購入後の修理費用を自己負担するケースが増え、想定外の出費が発生する可能性もあります。万一の故障に備えて、延長保証や修理保証付きの中古車を選ぶという選択肢も検討すべきでしょう。

購入時には、整備記録や点検履歴の有無が大きな判断材料となります。きちんとメンテナンスがされていた車両とそうでない車両では、同じ年式・走行距離でも信頼性に大きな差が出ます。

このように、年式が経過しても一定の信頼性を保つ車両は存在しますが、それは「適切なメンテナンスが前提」となります。価格だけで判断するのではなく、状態や整備履歴、今後の維持費まで含めて総合的に検討することが大切です。

壊れやすい外車ランキングとの比較

外車は「壊れやすい」というイメージを持つ方も多いかもしれません。たしかに、国内車と比べて故障リスクが高い外車ブランドやモデルがあることも事実です。ただ、すべての外車が信頼性に欠けるわけではなく、メーカーごとに差があるのも実情です。

実際、壊れやすい外車のランキングを見ると、電子制御が複雑な高級車や、販売台数が少なく部品供給が不安定な車種が上位にランクインする傾向があります。こうした車は、たとえ些細な不具合でも修理が長引き、費用も高額になりやすいという特徴を持っています。

一方、ベンツは外車の中でも耐久性に定評があり、ランキング上では中位またはそれ以下の位置にあることが多いです。特に、CクラスやEクラスのような量販モデルは、グローバルで販売されており、部品の入手性や整備環境が整っている点で信頼性が高いと評価されています。

ただし、モデルによっては例外もあります。例えば、一部の初期型AMGやV8エンジン搭載車など、パワフルな仕様の車種は構造が複雑であるため、他のモデルに比べて故障リスクが高まります。そのため、同じベンツでもモデル選びを誤ると、修理や維持の面で大きな負担となることがあります。

また、メンテナンスを怠れば、どの外車であっても故障のリスクは跳ね上がります。信頼性の高いモデルでも、オイル交換や点検を後回しにすれば、壊れやすい車と化してしまいます。

このように、壊れやすい外車ランキングはあくまで傾向を示すものであり、実際の耐久性は使用環境や整備状況によって大きく左右されます。ランキングに惑わされず、個々のモデルの特徴やメンテナンス状況に目を向ける姿勢が求められます。

ベンツで故障多いとされるモデル例

ベンツの中にも、残念ながら故障が多いとされるモデルはいくつか存在します。高級車であることから信頼性を期待されがちですが、すべてのモデルがトラブルフリーというわけではありません。

代表的な例として挙げられるのが、2000年代初頭のEクラス(W211)です。このモデルでは、エアサスペンションの故障、電子制御系の不具合、さらにはオイル漏れなど、さまざまなトラブルが報告されています。特に、前期型においてはトラブルが集中しており、購入する際には後期型かつ整備履歴のある個体を選ぶことが勧められます。

また、初期型のAクラス(W168)も故障事例が多かったモデルのひとつです。設計面での課題や電子部品の耐久性が不十分であったことから、ユーザーからは不満の声も多く聞かれました。この車両はコンパクトカーでありながら、当時の技術を盛り込みすぎたことで、かえってトラブルの原因になったとも言われています。

一方で、Sクラス(W220)は、ラグジュアリー性を追求するあまり、複雑な電子装備が多く、特にエアマチック(エアサス)やCOMANDシステムの不調が目立ちました。修理費用も高額になりやすく、維持にはそれなりの覚悟が必要です。

さらに、近年では一部のターボエンジン搭載車において、タイミングチェーンや補機ベルトまわりのトラブルが早期に発生するケースも報告されています。こうした部品はエンジン内部に関わるため、故障すると高額な修理になることが避けられません。

このように、ベンツといえどもモデルによって信頼性に差があるのは事実です。購入を検討する際は、見た目やグレードだけでなく、過去の故障傾向や実際の整備記録も必ず確認しておくことが求められます。モデル選びを慎重に行うことが、トラブルを未然に防ぐ最善策です。

ベンツで故障が少ない車種の実例と評価

  • W205の故障が少ない理由を解説
  • 故障が少ない車種としてのCクラス評価
  • 長期間乗れるベンツの選び方
  • 故障リスクを下げるメンテナンス法
  • 中古ベンツ購入時のチェックポイント
  • 故障が少ないエンジン型式とは?

W205の故障が少ない理由を解説

メルセデス・ベンツCクラスのW205は、故障が少ない車種として多くのユーザーに支持されています。その理由は複数ありますが、最も大きな要因のひとつは信頼性の高い基本設計にあります。

W205は、先代W204から多くの改善を経て開発されたモデルであり、電子制御系や足回りの構造においてトラブルの起きにくい設計が施されています。特に、日本市場で人気の高いC200やC220dといったグレードでは、過度なハイパフォーマンス志向を避け、バランス重視の構成となっています。これにより、過剰な負荷がかかる場面が少なく、パーツへの負担が軽減されています。

さらに、W205はグローバルで大量に販売されたモデルであることも見逃せません。台数が多いということは、それだけ実績が蓄積されており、製造や整備体制が安定しているということです。また、部品の入手性も良く、消耗部品の交換や修理対応が比較的スムーズに行えます。

安全装備に関しても、W205は比較的シンプルかつ実用的な装備が多く、高額な電子部品のトラブルが発生しにくいという特徴があります。過剰なオプションを避けたグレードを選ぶことで、さらに安定した運用が期待できるでしょう。

一方で、W205でも一部に注意すべき点があります。例えば、初期モデルに搭載されている一部の電子制御モジュールでは、経年劣化による誤作動が報告されることがあります。ただし、これらは改良された後期型ではかなり改善されており、定期的な診断によって未然に防ぐことも可能です。

こうした背景から、W205は現実的な価格帯で購入でき、なおかつ安心して乗れるベンツとして高く評価されています。機械的な完成度とコストバランスが優れている点が、故障の少なさに直結しているのです。

故障が少ない車種としてのCクラス評価

Cクラスは、メルセデス・ベンツの中でも長年にわたり高評価を受けてきたモデルです。その評価の理由は、単にブランドの力に依存しているのではなく、堅実な設計と使いやすさのバランスにあります。

まず注目したいのが、Cクラスの構造が非常に合理的であることです。先進的な装備を搭載しつつも、メンテナンス性や部品交換のしやすさを意識して設計されている点が評価されています。そのため、長年乗っても大きな故障に見舞われにくい傾向があります。

さらに、Cクラスは世界中で販売されているモデルであるため、データやユーザーの声が多く集まりやすく、トラブルの早期改善がなされやすいという特性も持っています。開発段階での品質検証も徹底されており、信頼性の高さに貢献しています。

もう一つのポイントは、Cクラスはパーツの流通が安定しているという点です。仮にトラブルが発生しても、正規ディーラー以外でも修理がしやすく、費用面でも過度な負担がかかりにくいのがメリットです。特にW204やW205のモデルは中古市場でも安定した人気があり、整備情報も多く出回っているため安心して選べます。

ただし、モデルによっては注意点もあります。特に初期型や高性能仕様のグレードでは、複雑な機構や高負荷にさらされる構成であることから、一般的なCクラスと比べてややトラブルが起きやすい場合があります。このような点を理解した上で、自分の使用スタイルに合ったグレードを選ぶことが求められます。

Cクラスは「ちょうど良い」性能とコスト感で、初めての輸入車としても扱いやすいモデルです。故障が少なく、日常の足としても十分な信頼性を持つことが、長年にわたり高評価を受け続けている理由といえるでしょう。

長期間乗れるベンツの選び方

ベンツを長く乗り続けたいと考えるなら、車選びの段階で「耐久性」に焦点を当てることが重要です。外観や装備だけで判断すると、後々の維持費や修理コストで苦労する可能性があります。

まず、選ぶべきは「過度な高性能ではない、実用重視のモデル」です。たとえばAMGモデルやV8エンジン搭載車は魅力的ですが、その分部品点数が多く、消耗も早くなりがちです。それに比べ、CクラスやEクラスの200番台や220dなど、比較的シンプルな仕様のモデルは、構造が安定していて耐久性も高いとされています。

また、後期型を選ぶことも長期使用には有利です。ベンツの新型モデルは発売当初に不具合が見つかることも多く、マイナーチェンジ後にはそれらが改善されている傾向があります。年式だけでなく、型式ごとの評判を調べることが失敗しない選択につながります。

走行距離も一つの目安ですが、それ以上に大切なのは整備履歴です。5万kmで整備がされていない車より、10万kmでも定期的に点検・交換がされている車の方が、長く乗る上での安心感があります。

さらに、エアサスペンションや電動パーツが多く搭載されたモデルは、便利さの反面、故障時のコストがかさむ点にも注意が必要です。長く乗ることを重視するなら、機械式パーツが主体のモデルを選んだ方が、結果として維持費を抑えられます。

外装・内装がきれいでも、機関系が不安定であれば意味がありません。試乗や診断機によるチェックなども活用し、トータルの状態を確認することが大切です。派手な演出より、実直な整備記録と信頼性を優先しましょう。

こうした視点で選べば、ベンツは10年、15年と乗り続けられる価値のある一台になり得ます。

故障リスクを下げるメンテナンス法

ベンツに限らず、どんな車も適切なメンテナンスを行えば故障のリスクを大きく下げることが可能です。特に輸入車の場合、細かな手入れが車両の寿命に直結する傾向があります。

最も基本的なのは、定期的なオイル交換です。ベンツは長寿命オイルの使用が一般的ですが、交換サイクルを延ばし過ぎるとエンジン内部の汚れや摩耗が進行してしまいます。年1回、または1万kmごとに交換することが理想とされています。

次に重要なのは、冷却系や電装系の点検です。ウォーターポンプやサーモスタット、バッテリーなどは、予兆なく突然故障するケースがあるため、一定年数・走行距離での予防交換が勧められます。これらを怠るとオーバーヒートや始動不良など、致命的なトラブルに直結します。

診断機を使った定期スキャンも有効です。近年のベンツは電子制御システムが複雑化しており、目に見えない異常を早期に検知するには、OBD2診断などでの確認が欠かせません。特にエラーコードが出ていないかを確認するだけでも、安心感は大きく変わってきます。

さらに、ブレーキやサスペンションまわりも要チェックです。足回りは走行性能と安全性に直結しているため、異音や違和感がある場合は早めに診断を受けることが重要です。消耗している部品は我慢せず交換することが、故障を未然に防ぐ最大の手段といえるでしょう。

最後に、日常点検も軽視できません。異常音・警告灯・オイル漏れ・タイヤの偏摩耗など、目視で気づける異常を放置しないことが結果的に大きなトラブルを回避することにつながります。

このように、日常の管理と定期的な予防措置の積み重ねが、ベンツを故障なく長く維持するための基本です。手間はかかりますが、それが安心と快適さを保つ近道です。

中古ベンツ購入時のチェックポイント

中古でベンツを購入する際は、見た目や価格だけで判断するのではなく、車両の中身と履歴をしっかり確認することが大切です。購入後の満足度やトラブルの少なさは、このチェックで大きく左右されます。

まず重要なのは、整備履歴が明確に残されているかどうかです。どんなに外装がきれいでも、メンテナンスがされていない車は信頼性に欠けます。オイル交換の記録や、定期点検・車検時の整備内容が記録簿に記されているかを確認しましょう。

次に、走行距離の確認も必要です。ただし、距離が少ないからといって必ずしも良いとは限りません。逆に、年式のわりに極端に少ない場合は長期間動かされていなかった可能性があり、オイルの劣化やゴム類のひび割れなどが進行していることも考えられます。

試乗ができるのであれば、エンジンの始動状態・アイドリングの安定性・足回りの異音などもチェックしましょう。とくにパワステやエアサス装備車の場合、動作音や乗り心地に違和感がないか注意が必要です。

また、診断機を使ってエラーコードが出ていないかを調べることも有効です。信頼できる販売店であれば、納車前にこれらの診断を実施してくれることが多いので、確認しておきましょう。

電装系の動作チェックも忘れてはいけません。ウインドウ、シート、ナビ、ライトなどが正常に動作するか確認するだけでも、購入後のトラブルを避けやすくなります。

中古車は一台一台コンディションが異なります。外観や価格の印象だけで即決せず、客観的なチェックを経た上で購入を決めることが、後悔しないベンツ選びへの近道です。

故障が少ないエンジン型式とは?

ベンツのエンジン型式にはさまざまなバリエーションがありますが、過去の実績から見て故障が少ないとされる型式も存在します。これを知っておくことで、信頼性の高い車両を選ぶ判断材料になります。

特に評価が高いのが「M271」や「M272」の自然吸気系エンジンです。これらは機械的にシンプルな構造であるため、電装トラブルや過給機関連の故障が少ないとされています。また、整備もしやすく、パーツの供給も安定している点から長く使いやすいユニットといえます。

一方で、ディーゼルエンジンでは「OM651」型が比較的信頼性が高いとされています。インジェクターやEGRまわりに注意は必要ですが、定期的な清掃やオイル交換を実施していれば、大きなトラブルにはつながりにくい傾向があります。

ただし、M272に関しては初期ロットにタイミングチェーントラブルがあったため、対象期間のエンジンには注意が必要です。サービスキャンペーンやリコールで対策されているかどうかを事前に確認しましょう。

ターボチャージャー付きのM274エンジンも、過給機の扱いに注意すれば比較的安定しています。過度なアクセル操作や冷却不足による焼き付きなどを避けることで、故障リスクを抑えることができます。

このように、エンジン型式ごとに特徴と注意点があります。信頼性のある型式を選ぶことで、トータルの維持費を抑えながら安心して乗り続けることができます。購入時は型式だけでなく、整備記録やコンディションも併せて確認することが大切です。

ベンツで故障が少ない車種を選ぶための総まとめ

  • 信頼性の高いエンジンとトランスミッションを搭載している
  • 電子制御部品が過剰でないシンプルな構成
  • メンテナンス性に優れた設計になっている
  • グローバル市場で多く流通しているモデル
  • 過去の実績が豊富なエンジン型式を採用している
  • 自然吸気エンジン搭載車は故障が少ない傾向にある
  • 初期不良が改善された後期型モデルを選ぶべき
  • 定期点検記録が残っている車両は信頼性が高い
  • 5年落ちは消耗品の交換時期だが大きな故障は少ない
  • 10年落ちは冷却系や電装系に注意が必要
  • AMGなど高性能モデルは構造が複雑でリスクが高い
  • W205は安定した構造と実績で故障が少ない
  • Cクラスは整備性・部品供給面で優れたバランス車種
  • 過剰な電子装備を避けたグレードの方が安心できる
  • 日常点検と診断機によるチェックで故障を予防できる

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