ベンツのGLBとAMGの違いは何?AMGラインとの装備差も紹介

ベンツのGLBとAMGの違いは何?AMGラインとの装備差も紹介

ベンツがいい・オリジナルイメージ

ベンツGLBシリーズは多彩なグレード展開があり、その中でもGLB35AMGやAMGラインは特に注目されています。この記事ではベンツのGLBとAMGの違いを徹底解説し、それぞれの特徴や装備差、価格帯まで詳しく紹介します。

GLBとAMGの違いはどこにあるのか、見た目だけでなく性能や乗り心地にどんな差があるのかをわかりやすく解説します。またGLBとAMGラインの違いを比較し、購入時に迷いやすいポイントも整理しました。

GLB35AMGの新車価格の目安や口コミ、ナイトパッケージの特徴、さらにアドバンスドパッケージとは何かについても紹介します。燃費や維持費の違いも要チェックしながら、あなたにぴったりの一台を見つけるヒントをお届けします。

記事のポイント

①:GLBとAMGの性能や装備の違いがわかる

②:AMGラインとの外観や中身の違いを理解できる

③:GLB35 AMGの価格や特徴を把握できる

④:維持費や燃費を含めた選び方の基準が見える 

ベンツのGLBとAMGの違いを徹底解説

  • GLBとAMGの違いはどこにある?
  • GLBとAMGラインの違いを比較
  • GLB35 AMG 新車価格の目安
  • GLB35 ナイトパッケージの特徴
  • GLB アドバンスドパッケージとは

GLBとAMGの違いはどこにある?

GLBとAMGの違いは、主に性能と専用設計の装備にあります。ベースモデルであるGLBと、メルセデスAMGが手掛けたGLBでは、同じ車体を使っていても中身は大きく異なります。

まず、パワートレインが最も顕著な違いです。一般的なGLBでは136〜224馬力のエンジンが採用されていますが、AMG GLB35では最高出力306馬力の2リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載されています。加速性能や高速安定性は別次元であり、日常の運転からスポーツ走行まで幅広く対応できるのがAMGモデルの魅力です。

次に、足回りとブレーキも大きく異なります。AMGモデルでは専用のスポーツサスペンションや高性能ブレーキシステムが装備されており、コーナリング性能や制動力が格段に向上しています。標準のGLBが快適な乗り心地を重視するのに対して、AMGはドライビングプレジャーを追求した設計になっています。

さらに、エクステリアにも専用デザインが施されています。AMGモデルには、パナメリカーナグリルや専用バンパー、2本出しの本物のマフラーエンドが装備され、よりアグレッシブな印象を与えます。ホイールも19インチ以上のAMG専用アルミホイールが標準となっており、全体のフォルムに統一感があります。

内装も差別化されています。AMG専用のメーター表示やステアリング、スポーツシートが採用されており、走行中の操作性や視認性に優れた設計です。AMGモードに切り替えることで、メーターの表示や車の挙動が変化するのも特長の一つです。

つまり、GLBとAMGの違いは単なる装飾の違いではなく、車の設計思想そのものにあります。性能・装備・デザインの全てにおいて、AMGモデルはよりスポーティで上級志向な仕上がりとなっています。

GLBとAMGラインの違いを比較

GLBとAMGラインの違いは、見た目のデザインや装備に大きく現れます。ただし、AMGラインはあくまでオプションパッケージであり、AMG車両とはまったくの別物です。この点を正しく理解しておくことが重要です。

AMGラインとは、通常のGLBにAMG風のデザインや装備を追加するオプションパッケージのことです。フロント・サイド・リアに専用のスポイラーが装着され、ブレーキキャリパーにロゴが入るなど、スポーティな外観になります。また、19インチのAMGスタイルホイールやスポーツサスペンション、本革巻きのスポーツステアリングなども含まれます。

ただし、エンジンやシャシーは通常のGLBと同じで、パワーや走行性能は変わりません。AMGモデルのようなハイパワーエンジンや専用チューニングは施されていないため、外観重視の選択肢と言えるでしょう。これにより、スポーティなデザインを楽しみたい方に向いていますが、走りの面での劇的な変化は期待できません。

一方、AMG車両であるGLB35は、エクステリアだけでなく、エンジン・足回り・電子制御システムなどが大幅に異なります。AMGラインはあくまでスタイルと雰囲気を取り入れた仕様であり、AMG本来の走行性能を求める場合はGLB35のような本格的なAMGモデルを選ぶ必要があります。

見分けが難しいこともありますが、フロントグリルのデザインやマフラーの形状、インテリアのディスプレイ設定などに注目すると、AMGラインとAMGの違いが分かりやすくなります。購入時には、装備表やカタログで細部まで確認するのがおすすめです。

このように、GLBのAMGラインは見た目のスポーティさを手軽に楽しめる仕様であり、性能までは求めない方にとってはバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

GLB35 AMG 新車価格の目安

GLB35 AMGの新車価格は、装備内容やモデル年式によって異なりますが、一般的にはおよそ925万円から1020万円の範囲に収まります。この価格帯は、通常のGLBと比べて100万円以上高く設定されており、プレミアムな装備と高性能を反映した金額となっています。

なぜこれほどの価格差があるかというと、GLB35 AMGにはAMG専用の高出力エンジンやシャシー制御が組み込まれているからです。たとえば、2リッター直列4気筒ターボエンジンは最高出力306馬力を発生し、0-100km/h加速は約5.2秒。これは通常のGLBとはまったく異なる性能レベルです。

また、電子制御サスペンションやAMGパフォーマンスブレーキ、スポーツモード付きステアリングなど、走行性能に直結する専用装備が数多く搭載されています。これらの技術と装備が価格に大きく影響しています。

もちろん、インテリア面でも高級感が際立っています。専用デザインのシートやメーター、マルチメディアシステムにはAMG専用の表示モードが用意されており、ドライバーの操作に対して直感的なフィードバックを得られます。

ただし注意点もあります。価格の高さに加え、維持費も相応にかかることを見落としてはいけません。ブレーキやタイヤなどの消耗品は通常モデルよりも高価になりがちで、燃費もディーゼル仕様のGLB200dに比べると劣ります。長期的なコストも視野に入れたうえで購入を検討することが重要です。

このように、GLB35 AMGは新車価格こそ高額ですが、それに見合った性能と満足感を提供してくれるモデルです。

GLB35 ナイトパッケージの特徴

GLB35 AMGに設定されている「ナイトパッケージ」は、車の外観をより洗練された印象に仕上げるオプション装備です。内容としては、メッキ部分をグロスブラックで統一することで、スタイリッシュで精悍な雰囲気を演出します。

具体的には、フロントグリルやサイドミラー、ルーフレール、ウインドウ周辺のモールなどがブラックに変わります。また、ホイールも専用デザインのブラック系が装着されることが多く、全体として引き締まった印象になります。ボディカラーによっては特にコントラストが際立ち、存在感のある仕上がりになります。

このパッケージは、見た目を重視するユーザーから非常に高い支持を得ています。AMGモデルのスポーティさと相まって、街中でも注目を集めやすい仕様といえるでしょう。

一方で、デメリットもあります。ブラックパーツは汚れやキズが目立ちやすく、定期的な手入れが必要です。また、人気が高い分、中古市場ではナイトパッケージ付きの車両がプレミア価格で取引される傾向があり、希望通りの価格で見つけにくい場合もあります。

この装備は主に外観をカスタマイズするためのもので、走行性能には直接的な影響はありません。そのため、見た目にこだわるかどうかが選択の分かれ目になります。

ナイトパッケージはGLB35 AMGの魅力をさらに引き立てる要素であり、他人と差をつけたい方にはおすすめの装備です。

GLB アドバンスドパッケージとは

GLBに用意されているアドバンスドパッケージは、主に快適性と利便性を高める装備がまとめられたオプションセットです。標準仕様では得られない上質な装備を追加できるため、より快適なドライブを求める方にとって魅力的な内容となっています。

このパッケージに含まれる主な装備は、ヘッドアップディスプレイとアドバンスドサウンドシステムの2つです。ヘッドアップディスプレイは、車速やナビの情報をフロントガラス上に投影する機能で、視線移動を減らし安全運転をサポートします。長距離運転や高速道路では特に効果を発揮します。

もう一つのアドバンスドサウンドシステムは、10個のスピーカーを備えた高品質な音響システムです。車内での音楽鑑賞をより豊かなものにしてくれます。通常のスピーカーに比べて明らかに音の広がりと深みが増し、ドライブ中の快適性が向上します。

ただし、このパッケージはすべてのグレードに設定されているわけではありません。GLB250 4マチック スポーツには装着不可であり、装着率も全体で5%未満とかなり低めです。理由としては、新型コロナウイルスによる半導体不足などの影響で、生産時に装着制限があったことが背景にあります。

そのため、アドバンスドパッケージを希望する場合は、中古車市場でも装着済み車両を見つけるのが難しい傾向にあります。購入時にはしっかりと確認することが大切です。

上質なドライブ体験を求める方にとっては、非常に価値のある装備と言えるでしょう。長く乗る予定があるなら、候補に入れておいて損はありません。

ベンツのGLBとAMGの違いと選び方のポイント

  • GLB35 AMGの口コミでわかる魅力
  • 装備と性能から見るGLB AMGの違い
  • AMGとAMGラインの装備差
  • ベンツのGLBのグレード展開
  • どっちが買い?GLB200d vs GLB35
  • 中古車市場でのGLB AMGの評価
  • 燃費や維持費の違いも要チェック

GLB35 AMGの口コミでわかる魅力

GLB35 AMGは、多くのユーザーから高い評価を受けているモデルです。その理由は、スポーツ性能と実用性の両立にあります。口コミを見ると「ファミリーカーとしても使えるAMG」といった意見が目立ちます。

まず評価されているのは走行性能です。306馬力を発生する2.0Lターボエンジンは、日常使いでは十分以上のパワーを持ち、高速道路でもストレスを感じさせません。試乗レビューでは「合流の加速が滑らかで力強い」「踏み込めばしっかり加速してくれる」といった声が多く寄せられています。AMGならではのチューニングによって、加速時のエンジン音も心地よく、運転の楽しさを感じられるという評価もあります。

一方で、日常使用での快適性も好評です。電子制御サスペンションにより、コンフォートモードでは乗り心地が穏やかになります。市街地走行においても「意外に柔らかくて乗りやすい」との感想が多く見られました。AMGは硬いという印象を持つ方も多いですが、GLB35はそのバランスが非常に良く、家族も快適に乗れる点が評価されています。

ただし、ネガティブな意見も一部あります。例えば「価格が高すぎる」「燃費が思ったより伸びない」などです。また、AMGらしさを求めるユーザーからは「もう少し突き抜けた走りが欲しかった」という声も見られます。GLB35はAMGの中でも“ミドルグレード”であるため、サーキット性能を求める人には物足りないと感じる部分もあるようです。

とはいえ、日常使いとスポーツ走行をバランス良く楽しみたい人には、非常に高評価を得ているモデルです。性能と実用性を両立したGLB35 AMGは、多様なライフスタイルに対応できる選択肢となっています。

装備と性能から見るGLB AMGの違い

GLB AMG、特にGLB35は、標準のGLBと比べて多くの点で違いがあります。その差は単なるエンブレムや外観だけでなく、車の本質に関わる性能と装備の差にあります。

まず性能面では、GLB35 AMGは2リッター直4ターボエンジンを搭載し、最高出力は306馬力、最大トルクは400Nmにもなります。これはGLB180やGLB200dの136〜150馬力と比べて倍以上の出力であり、高速道路での追い越しや山道での登坂など、明確な違いを実感できます。0-100km/hの加速も5秒台と俊敏です。

装備面では、AMG専用の電子制御サスペンションや高性能ブレーキが搭載されており、ドライバーの操作に対する反応がシャープになります。また、AMG専用の走行モード切替システムがあり、「スポーツ+」などのモードではサウンドやレスポンスが変化し、よりダイナミックな走行が可能です。

外観も専用設計になっており、パナメリカーナグリルや本物のデュアルエキゾースト、専用バンパーなどが装備されています。AMGライン仕様のGLBと見た目は似ていても、細部の作り込みや質感に違いがあります。

内装も同様に、AMG専用ステアリングやメーター、アルミペダル、DINAMICA素材のシートなどが装備され、スポーティな雰囲気が漂います。さらに、AMGモードではスピードやトルクなどを表示する専用画面も用意されています。

つまり、GLB AMGは走行性能、装備、デザインのすべてにおいて専用開発が施された“別格のGLB”と言えます。スポーティな走りを求める方にとっては、標準GLBとは明確な違いを感じられるモデルです。

AMGとAMGラインの装備差

AMGとAMGラインには明確な違いがあります。見た目は似ていても、装備の内容や走行性能はまったく別物です。この違いを理解しておくことで、購入時のミスマッチを避けることができます。

AMGラインは、通常のGLBにスポーティな外観や内装を追加するパッケージオプションです。フロントスポイラーやサイドスカート、専用ホイール、マルチビームLEDなどがセットになっており、見た目の印象はAMG車に近づきます。また、ステンレスペダルやスポーツステアリング、レッドステッチ入りのシートなど、インテリアにもアクセントが加わります。

一方、本物のAMGであるGLB35は、これらに加えて中身が大きく違います。高出力の専用エンジンをはじめ、電子制御ダンパー、強化ブレーキ、独自のサスペンション設定など、走行性能そのものに手が加えられています。さらに、専用のAMGドライブモードにより、エンジンやステアリングのレスポンスを自由に調整可能です。

また、AMGモデルは内外装の細部にも専用設計が見られます。たとえば、マフラーエンドが実際に排気される構造であるのに対し、AMGラインでは見た目だけのダミーの場合もあります。ホイールサイズやデザインも異なるため、細部に注目することで違いが分かります。

価格にも差があります。AMGラインは数十万円程度のオプションである一方、GLB35 AMGは車両価格が900万円を超えることが一般的です。コストパフォーマンスで選ぶか、性能にこだわるかで判断が分かれるでしょう。

スポーティな見た目を手軽に楽しみたいならAMGライン、本格的な走りを求めるならAMGモデルを選ぶと満足度が高まります。

ベンツのGLBのグレード展開

メルセデス・ベンツGLBは、シンプルながらもユーザーの用途に応じた複数のグレード展開があります。大きく分けてガソリンエンジン車、ディーゼル車、そしてAMGモデルに分類されます。

まずガソリンモデルとして代表的なのがGLB180です。このモデルは1.3Lターボエンジンを搭載し、前輪駆動(FF)で価格も比較的手頃です。街乗りが中心で、コンパクトな走りを求める方に人気があります。

次に、ディーゼルモデルとしてはGLB200dとGLB200d 4マチックが存在します。GLB200dはFF仕様で、燃費性能に優れており、長距離走行が多い方に向いています。GLB200d 4マチックはフルタイム4WD仕様となっており、雪道や悪路などの環境でも安心して走行できます。

もう一つの特徴的なモデルがGLB250 4マチック スポーツです。このモデルは上級装備が標準で多数搭載されており、よりラグジュアリーな仕様となっています。ただし、2021年モデルで販売が終了しており、中古市場での入手が主流になります。

そして最上位に位置するのがAMG GLB35です。スポーツ走行を意識したハイパフォーマンスモデルで、専用のチューニングや装備が施されています。価格は高めですが、走りにこだわるユーザーから高い支持を得ています。

グレード選びでは、使用目的と予算が大きなポイントになります。街乗り中心かつコスパ重視ならGLB180、オールラウンドな性能を求めるならGLB200d 4マチック、走りを重視するならGLB35という選択が妥当です。

このように、GLBは幅広いユーザーに対応できるグレード構成を持っています。

どっちが買い?GLB200d vs GLB35

GLB200dとGLB35は、同じGLBという車名を持ちながらも方向性の異なる2つのモデルです。選び方は、使い方や価値観によって大きく変わります。

まずGLB200dは、2リッター直4ディーゼルエンジンを搭載しており、静粛性と燃費性能が魅力です。トルクも十分で、街乗りや高速走行においても安定した走りが期待できます。4マチック(4WD)仕様を選べば雪道や雨天時も安心して運転できるため、実用性を重視する方にはぴったりのモデルです。さらに、軽油を使用することから燃料代も抑えられ、長距離ドライブが多い人にとっては経済的です。

一方、GLB35は高性能を求める方に向けたスポーツグレードです。306馬力のパワーは市街地では持て余すこともありますが、高速走行や山道などではその力を存分に発揮します。AMG専用チューンのサスペンションやブレーキによって、走りの質も別格です。ステアリングの反応や加速の鋭さなど、運転そのものを楽しみたい方にはおすすめです。

価格面では、GLB200dが500万円台から購入できるのに対し、GLB35は900万円超えとなるため、価格差は非常に大きいです。その差額に見合った価値を見出せるかどうかが判断の分かれ目になります。また、GLB200dのほうが中古車流通量が多く、状態の良い車両を選びやすいというメリットもあります。

予算を抑えて日常使い重視ならGLB200d、走りの楽しさを重視するならGLB35。この2つは、外見が似ていても本質的に異なる選択肢だといえるでしょう。

中古車市場でのGLB AMGの評価

GLB AMG、特にGLB35は中古車市場でも一定の人気を誇るモデルです。ただし、同じGLBでもAMG仕様は流通量が少ないため、価格帯や状態を見極めることが重要になります。

中古車市場においてGLB35は、モデルにもよりますが450万円〜800万円程度の価格帯で取引されているケースが多く見られます。新車価格が900万円を超えることを考えると、ある程度値落ちはしていますが、それでも他のGLBグレードに比べて高めです。その理由は、希少性と装備の充実度にあります。

また、GLB35はAMGモデルとしてのブランド力も評価に影響しています。スポーティでありながら3列シートを備えたGLB35は、家族で使えるハイパフォーマンスSUVとして独自の立ち位置にあり、他に似たような選択肢が少ないことから一定の需要を維持しています。

注意点としては、装備の有無やモデル年式によって価格に大きな差が出る点です。たとえば、ナイトパッケージやAMGレザーエクスクルーシブパッケージが装備されている車両は人気が高く、相場よりも高額になることがあります。一方で、標準装備から一部機能が省かれた半導体不足時期の車両も存在し、その場合は装備の抜けがないか確認することが大切です。

さらに、AMG車は維持費が高くなりがちなため、購入後のランニングコストも考慮しておきましょう。ブレーキやタイヤなどの交換コストがGLB200dなどに比べて高額になる傾向があります。

総じて、GLB35は中古車としても魅力的な存在ですが、希少性ゆえに選択肢が限られる点と価格のブレ幅が大きい点には注意が必要です。

燃費や維持費の違いも要チェック

GLB200dとGLB35では、燃費や維持費の面でも大きな違いがあります。購入前に走行性能だけでなく、これらの点も比較しておくことで、満足度の高い選択がしやすくなります。

まず燃費について、GLB200dはディーゼルエンジンを採用しており、WLTCモードでおおよそ17km/L前後の燃費性能が期待できます。一方、GLB35はガソリンエンジンで高出力ということもあり、実燃費ではおよそ10〜12km/L前後になることが一般的です。この差は、年間走行距離が多い人ほど大きな金額差になります。

燃料費に加えて、自動車税や重量税も異なります。GLB35は高性能エンジンのため、自動車税が高めに設定されています。また、消耗品のコストも考慮が必要です。ブレーキパッドやタイヤなどの消耗が早く、交換時の部品代や工賃もGLB35のほうが高額になります。

保険料についても、車両価格や修理費用を基に設定されるため、GLB35のほうが高くなる傾向があります。特に若年層であれば、スポーツグレードという点で保険料が割高になる場合があります。

さらに、GLB35はハイパフォーマンス車であるがゆえに、ディーラーでの点検や整備でもAMG専用部品が必要になるケースがあります。これが点検費用を押し上げる一因にもなります。

一方、GLB200dは整備費用も一般的なメルセデス車と同程度であり、維持費を抑えたい方には現実的な選択です。燃料も軽油であるため、ガソリンに比べて1リットルあたりの価格が安く、長期的に見れば経済的メリットが大きくなります。

このように、購入価格以外にも維持にかかるコストを総合的に考慮することで、自分に合ったGLBを見極めやすくなります。予算と使用スタイルのバランスを重視することが大切です。

総括:ベンツのGLBとAMGの違いをわかりやすくまとめ

  • GLBとAMGはエンジン出力が大きく異なる
  • GLBは実用性重視、AMGは走行性能重視
  • AMGは専用サスペンションとブレーキを搭載
  • AMGモデルにはパナメリカーナグリルが採用されている
  • AMGは2本出しの実マフラーを装備
  • AMGには専用デザインのアルミホイールが装着される
  • AMGの内装にはスポーツシートや専用メーターが使われる
  • AMGラインは見た目重視のオプションパッケージである
  • AMGラインには走行性能の向上はない
  • GLB35 AMGは新車価格が900万円以上と高額
  • ナイトパッケージは外装を黒で統一するデザイン装備
  • アドバンスドパッケージは快適性を高めるオプションである
  • GLB35 AMGは口コミで日常と走りのバランスが評価されている
  • AMGモデルは中古市場でも高値で流通している
  • GLB200dは燃費と維持費の面で経済性が高い