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ベンツがいい・オリジナルイメージ
ベンツGLAはそのスタイリッシュなデザインや都会的な使いやすさで人気ですが、実際に購入や乗り換えを検討する際には欠点も気になるところです。
ベンツGLAの欠点を徹底的に解説し、電装系トラブルが起きやすい点やエアコンの効きが遅いこと、さらにパワーウィンドウの故障が多いケースについてもわかりやすく紹介します。
また車高が高く乗り降りしづらい点やメンテナンス費用が高めなこと、さらにはベンツGLAの欠点の理由を正直に紹介し、デザインがダサいと感じる声も取り上げています。
後部座席が狭いとの評価やGLAは安い理由があるのか、GLAは貧乏人向けとの印象、中古価格が下がりやすい傾向、国産車より維持費がかかる点や警告灯が頻繁に点灯しやすいといった実際の意見や評価をまとめました。
ベンツGLAの欠点を客観的に知りたい方はぜひご覧ください。
記事のポイント①:ベンツGLAの欠点がどのような内容か理解できる
②:電装系トラブルや警告灯の問題について知ることができる
③:維持費やメンテナンス費用の高さについて把握できる
④:中古価格や車の評価がどう変動するか理解できる
ベンツGLAの欠点を徹底的に解説
- 電装系トラブルが起きやすい
- エアコンの効きが遅い
- パワーウィンドウの故障が多い
- 車高が高く乗り降りしづらい
- メンテナンス費用が高め
電装系トラブルが起きやすい
ベンツGLAの欠点としてよく指摘されるのが「電装系トラブルが起きやすい」という点です。輸入車全般に言える傾向ではありますが、GLAの場合も例外ではありません。主に、警告灯が突然点灯する、センサーの誤作動が起こる、エンジン始動に関わる部品の動作不良などが報告されています。多くは初期不良や経年劣化が原因となりますが、GLAのような先進機能が多い車ほど電子制御システムに依存する部分が増えます。特にタイヤの空気圧センサーや、運転支援系の電装部品などは、外部の環境変化や部品の寿命によって予想外の警告やトラブルが発生しやすくなります。
例えば、タイヤの空気圧が少し下がっただけで警告灯が点灯することがあり、運転者を驚かせることがあります。これは車両の安全性を高める目的で設計されていますが、国産車から乗り換えた人には過剰に感じられる場合もあります。また、GLAはさまざまな電子デバイスが組み込まれているため、ちょっとした電気的な不具合でも複数の機能に影響が及ぶことがあります。エアコンやナビゲーションシステム、パワーウィンドウなども電装系の一部ですので、一部の不具合が連鎖的にトラブルを引き起こすこともあります。
実際、GLAオーナーの口コミでも、購入して数年経過したあたりから細かな電装系の不具合が出やすいといった意見が見られます。これには、電装系の部品の耐久性や、定期的な点検・メンテナンスの有無も影響します。輸入車専門の整備工場でしっかり点検を受けておけば未然に防げるトラブルもあるため、定期的なケアは非常に重要です。
一方で、これらのトラブルは部品のアップデートやソフトウェアの更新で解消するケースも増えてきています。純正部品を使ってきちんと修理・交換を行えば、その後は大きな問題が再発しにくいのも事実です。もし警告灯が頻繁に点灯する場合や、電子制御に違和感がある場合は、早めに信頼できる整備工場に相談しましょう。
電装系トラブルはGLAの大きな欠点ですが、適切な予防策と迅速な対応によってリスクを最小限に抑えることができます。少しでも異変を感じた際には早めにチェックすることをおすすめします。
エアコンの効きが遅い
ベンツGLAのエアコンに関して「効きが遅い」という不満を持つユーザーも少なくありません。特に真夏の時期には車内がなかなか涼しくならず、乗り始めてからしばらく我慢する必要があるという声が目立ちます。なぜこうした現象が起きるのか、まずは構造的な理由を理解しておきましょう。
GLAに限らず、欧州車全般は冬の寒さへの対応が重視されているため、エアコンの設計が冷房より暖房に重点を置いている場合があります。そのため、日本の高温多湿な夏では冷房性能に物足りなさを感じることがあります。また、GLAの車内は断熱材や遮音材がしっかり使われている一方、ガラス面積が比較的大きい設計です。これによって日差しの影響を受けやすく、夏場は車内温度が急上昇しがちです。
具体的には、車を停めている間に車内が高温になると、エアコンをつけてから冷え始めるまで時間がかかります。GLAのオーナーの中には、エアコンをつけた直後はまず全ての窓を開けて熱気を逃がし、5分ほど経ってから窓を閉めて冷房を効かせるという工夫をしている方も多いです。このワンクッションを挟むだけで効率よく涼しくなる場合が多いため、簡単な対策としておすすめです。
さらに、エアコンフィルターの汚れや冷媒ガスの減少など、日常点検を怠ると冷房効率が落ちることがあります。点検を定期的に実施し、必要に応じてフィルターや冷媒を交換することで、エアコンのパフォーマンスを維持しやすくなります。
また、GLAのエアコンは自動制御機能が充実していますが、過度な自動運転により室内温度調整が遅く感じることもあります。手動モードで風量を上げる、設定温度をやや低めにするなどの工夫で体感的な不満を軽減することができます。
夏場にエアコンの効きが遅いと感じた場合は、こうした対策やメンテナンスを取り入れてみましょう。小さな工夫と点検の積み重ねで、快適な車内環境を維持することが可能です。
パワーウィンドウの故障が多い
ベンツGLAの欠点の一つに「パワーウィンドウの故障が多い」という点があります。これはGLAに限らず輸入車の中でも比較的よくある不具合として知られており、特に経年劣化によってパワーウィンドウのワイヤー部分が消耗しやすい傾向があります。パワーウィンドウとは、ボタンひとつでガラス窓を上下させる電動機構ですが、ワイヤーやモーター、スイッチなどの複数の部品で成り立っています。
実際にGLAで多いトラブルとして、ウィンドウが急に下がらなくなったり、逆にストンと落ちてしまったりする症状があげられます。これはワイヤーの摩耗や断裂が主な原因です。パワーウィンドウのワイヤーは日々の使用や長期間の振動、湿度の影響で徐々に劣化します。最初は「キーキー」といった擦れるような異音が出ることが多く、そのまま放置しているとある日突然ガラスが下がったまま動かなくなるケースが見られます。
この不具合が発生した場合、窓1枚ごとに修理や部品交換が必要となり、費用も決して安くはありません。ベンツGLAの場合は1枚あたりおおよそ3万円前後の修理代がかかります。しかしながら、一度しっかりと部品を交換すれば、同じ箇所が再度壊れることは少ないという声もあります。パワーウィンドウは頻繁に使うパーツなので、異音などの前兆を見逃さず、早めに整備工場で点検やメンテナンスを行うことがトラブルを防ぐポイントです。
また、国産車と比較するとベンツGLAは電子制御部分が多いため、パワーウィンドウのトラブルも電子部品との連携によるものが含まれます。例えば、スイッチやコントロールユニットが原因の場合もあり、単純なワイヤーの問題だけでないことも理解しておく必要があります。
ウィンドウの動きが重くなった、異音がする、動作が鈍くなったなど、ちょっとした違和感を感じた時は早めに点検を依頼しましょう。結果的に大きな故障や高額修理につながるリスクを減らすことができます。日常的にウィンドウを頻繁に使う方や、長く愛車を大切にしたい方ほど、こうしたパーツの点検・整備は怠らないことが大切です。
車高が高く乗り降りしづらい
ベンツGLAはSUVらしいスタイルを持つコンパクトカーでありながら、車高が高めに設計されているのが特徴です。この車高の高さは、見晴らしの良さや道路の段差を乗り越える際の安心感など、運転中のメリットが多い一方で、乗り降りのしづらさというデメリットを抱えています。とくに、小柄な方やご年配の方、または子ども連れの家族には、乗り降りの際に足を大きく上げる必要があり、苦労を感じることがあります。
例えば、日常的に立体駐車場を利用する場合や、狭いスペースで車を停める場合、ドアを開ける幅が制限されるために乗り降りの動作がさらに難しくなることも珍しくありません。SUVの中でもコンパクトな部類ではあるものの、GLAの車高は一般的なセダンやハッチバックよりも明らかに高めです。駐車場やガレージで隣の車と距離が近いとき、ドアを大きく開けられず、体をひねったり足を持ち上げたりする必要があります。
また、荷物を持っているときや雨天時など、手元が不自由なシーンでも車高の高さがデメリットとして現れやすいです。運転席や助手席から降りる際にスカートやワンピースなどの服装では気を遣うこともあるため、服装や靴によっては余計に乗り降りが大変だと感じることがあるでしょう。
これに加えて、小さなお子さんがいるご家庭では、子どもを抱きかかえて乗せる場合やチャイルドシートに乗せ降ろしする際にも車高の高さが負担になるケースが見られます。高齢の家族が同乗する場合も、足腰に負担がかかることから注意が必要です。
もちろん、車高が高いことは悪い面だけではありません。運転視界が広がり、前方の道路状況を把握しやすいという大きなメリットもあります。しかし、日常の使い勝手という点では、乗り降りしやすさも無視できない要素となります。こうした特徴を理解したうえで、GLAを選ぶ際には自分や家族のライフスタイルに合っているかどうかを十分に検討することが大切です。
メンテナンス費用が高め
ベンツGLAを所有する上で気になる点として「メンテナンス費用が高め」という欠点が挙げられます。高級輸入車というブランドイメージからも分かるように、GLAは一般的な国産車に比べて部品代や修理費用が高くなりがちです。実際、消耗品の交換や定期点検、さらには車検費用まで、トータルの維持費が思いのほかかかることを購入前に知っておく必要があります。
例えば、オイル交換やブレーキパッドの交換、バッテリーの交換など、国産車と比べると1回あたりの金額が高くなる傾向があります。さらに、GLAのような輸入車の場合、専門知識や専用工具が必要となる作業も多いため、整備や修理を依頼する場合はディーラーや輸入車専門の整備工場にお願いするケースが多くなります。その結果、作業工賃も割高になりやすいです。
また、パーツの入手性にも注意が必要です。国内で生産されている車に比べて、輸入車は部品の取り寄せに時間がかかることがあり、急なトラブル時には修理が長引くことも考えられます。その上、純正部品の価格が高めに設定されていることも多く、まとめて複数の部品を交換すると出費がかさんでしまうことがあります。
車検時にも負担は大きくなりがちです。ベンツGLAの場合、ディーラーで車検を受けると、基本料金に加えて細かい消耗品の交換や、最新システムの点検費用が追加されることが一般的です。結果として、国産車と比べて2~3割ほど高くなるケースもあります。さらに、長く乗れば乗るほど、エンジンオイルやブレーキオイル、タイヤやワイパーといった消耗品の交換頻度も上がるため、年間で見ればかなりの維持費を見込んでおく必要があります。
このような維持費の高さはベンツGLAだけでなく多くの輸入車に共通する特徴ですが、事前にきちんと予算を確保しておけば、大きなトラブルに悩まされることなく快適に乗り続けることができます。維持費の目安や定期的なメンテナンス計画をしっかり立てることが、安心してGLAを所有するためのポイントです。購入を検討する際は、こうした費用面の特徴も十分に理解しておきましょう。
ベンツGLAの欠点の理由を正直に紹介
- デザインがダサいと感じる声も
- 後部座席が狭いとの評価あり
- GLAは安い理由があるのか?
- GLAは貧乏人向けとの印象?
- 中古価格が下がりやすい傾向
- 国産車より維持費がかかる
- 警告灯が頻繁に点灯しやすい
デザインがダサいと感じる声も
ベンツGLAのデザインについて、「ダサい」と感じる意見が一定数存在します。メルセデス・ベンツといえば高級感や洗練されたデザインが特徴ですが、GLAはAクラスをベースにしたSUVという立ち位置から、コンパクトなフォルムや独特のボディラインが採用されています。この特徴が個性として評価される一方、期待していた「重厚感」や「迫力」に欠けると感じる方もいるようです。特に、先代のベンツのイメージが強いユーザーにとっては、GLAの柔らかいシルエットやライトな雰囲気が物足りなく映る場合があります。
また、GLAは日本市場向けに取り回しやすいサイズ感を重視して設計されていますが、この点も「高級感が薄い」と受け取られることがあります。SUVの中でも比較的コンパクトなため、堂々とした風格を求める方からは「ベンツらしさが足りない」と指摘されることがあるのです。外観のシンプルさやボディの厚み、グリルデザインなどが、ライバルのSUVと比べて個性が控えめと感じられる場面もあるでしょう。
さらに、GLAは装備やグレードによってホイールやバンパー、ライトデザインが異なるため、選ぶ仕様によって「少し野暮ったい」と評価されることもあります。カラーやパッケージオプションの選び方によって印象が大きく変わるため、自分の好みに合った仕様を選ぶ工夫も必要です。もちろんデザインの好みは人それぞれです。GLAの都会的なフォルムを魅力的と感じるユーザーも多く、決してすべての人が「ダサい」と考えているわけではありません。
一方で、「他人と被らない個性」を重視したい方や、ファミリー用途で目立ちすぎないデザインを選びたい方にはGLAのデザインが好評な場合もあります。このように、GLAのデザインには賛否両論があるため、実際に現車を見て納得して選ぶことが大切です。
後部座席が狭いとの評価あり
ベンツGLAの後部座席については、「狭い」と感じるユーザーの声が目立ちます。GLAはAクラスベースのコンパクトSUVという位置づけのため、車体全体のサイズ感が比較的コンパクトにまとめられています。そのため、運転席や助手席のスペースは十分確保されている一方で、後部座席のスペースはややタイトになりがちです。特に身長が170cm以上の大人が3人並んで座ると、肩や足元が窮屈になる傾向があります。
子どもや小柄な方が利用する分には特に不満を感じにくいのですが、家族で長距離ドライブをする際や、成人男性が複数人同乗する場合には、長時間座ると足元や頭上のスペースにゆとりがなく、疲れやすいと感じることもあるでしょう。また、チャイルドシートを設置した際も、残りの座席スペースが限られるため、荷物の置き場所や隣に座る人の快適性に影響する場合があります。
2代目GLAでは後部座席にスライド機能やリクライニング機構が採用され、ある程度調整が可能になっていますが、基本的なスペースの広さ自体は大きく変わっていません。そのため、日常的に大人4人以上で使う予定がある方や、後部座席の快適性を重視する方には注意が必要です。
一方で、コンパクトなサイズを活かして都市部や狭い道でも取り回しやすいという利点もあります。後部座席をあまり使わず、主に2人乗りや荷物を多く積むシーンが多い場合は、大きなデメリットにはならないかもしれません。利用シーンによっては気にならない方もいますが、後部座席の広さにこだわりたい方は実際に試乗して確認することをおすすめします。
GLAは安い理由があるのか?
メルセデス・ベンツGLAは、他のベンツSUVと比べて「価格が安い」と感じる方が多いかもしれません。その理由にはいくつかの要素が関係しています。まず、GLAはAクラスをベースとしたコンパクトSUVであるため、開発や生産コストを比較的抑えることができる設計となっています。さらに、エントリーモデルとして設定されているため、ベンツの中では最も手が届きやすい価格帯になっています。
GLAは高級車の中でも若い世代や初めて輸入車に乗る方をターゲットにしており、初期投資のハードルを下げる戦略が取られています。そのため、グレードや装備によっては他のメルセデスSUVよりもかなり安価に設定されていることが特徴です。また、車両のボディサイズが小さく、搭載エンジンも比較的排気量が小さいため、燃費性能も高めでランニングコストも抑えやすい設計となっています。
ただし、「安い」には理由があります。まず、内装や素材の高級感については、上位モデルと比較するとシンプルな印象を受ける場合があります。また、先進装備やオプションの選択肢も、上位グレードと比べて限定されることがあるため、自分の欲しい装備が標準で付いていない場合も考えられます。中古市場では流通台数が多く、需要と供給のバランスから価格が下がりやすい傾向も指摘されています。
GLAの価格が安いからといって、品質や走行性能が大きく劣るわけではありません。ただ、コンパクトさやエントリーグレードならではの特徴が安さに反映されている点は認識しておく必要があります。購入を検討する際は、価格だけでなく装備内容や乗り心地も含めて総合的に判断することが大切です。
GLAは貧乏人向けとの印象?
「GLAは貧乏人向け」といった印象を持つ人がいるのは事実ですが、その背景にはベンツブランドに対する高級感や、社会的ステータスを重視する風潮が関係しています。GLAはベンツのSUVラインナップの中でもエントリーモデルとして位置づけられており、比較的手ごろな価格設定や維持費の安さが特徴です。このため、「誰でも手が届くベンツ」というイメージが生まれ、従来のベンツの高級感を重視する人からは「敷居が低い」と捉えられがちです。
しかし、実際にはGLAが「安価なだけ」の車種というわけではありません。安全性能や走行安定性、装備面など、ベンツブランドならではの品質はしっかりと継承されています。たとえエントリーモデルであっても、国産SUVと比較すれば高い品質基準が守られており、内装や足回りにもこだわりが感じられます。
このような印象が出てしまう理由の一つに、GLAが若い世代や初めて輸入車に乗る層に人気で、比較的多くの人が選びやすい価格帯に設定されていることが挙げられます。また、中古市場にもGLAは多く出回っており、流通台数の多さが相場の下落につながることで「お得なベンツ=安いベンツ」と捉えられることも一因です。
前述の通り、GLAはエントリーグレードのため、他のベンツSUVと比べて装備や素材に違いがあるものの、「貧乏人向け」と断じてしまうのは正確とは言えません。ブランドへのこだわりや、所有することで得られる満足感、そして安全性や快適性など、実際の価値は価格だけでは測れない部分も多く存在します。GLAが気になる方は、他人のイメージにとらわれず、自分自身のライフスタイルやニーズに合うかどうかを重視して判断することが重要です。
中古価格が下がりやすい傾向
ベンツGLAの中古価格が下がりやすいという特徴は、購入を検討するうえで重要なポイントです。GLAは新車販売台数が多く、さらに中古市場でも豊富に流通していることが価格下落の大きな理由となっています。新しいモデルが発売されたタイミングや、初回車検のタイミングで手放すオーナーが多いため、一定期間ごとに中古車が一気に市場へ流入することも背景にあります。
また、GLAはエントリーモデルとして多くの人が手にしやすい反面、数が多くなることで需要よりも供給が上回ることがあり、中古価格が安くなりやすい傾向があります。一般的に「輸入車はリセールバリューが低い」といわれることもありますが、GLAの場合はその傾向がやや強めです。これは決してGLAの品質に問題があるということではありません。
もちろん、価格が下がる分、中古で購入する場合にはコストパフォーマンスの高い個体が見つかる可能性が高まります。初めてのベンツとして中古のGLAを検討する方にとっては、比較的新しい年式や状態の良い車を割安で手に入れるチャンスが増えるというメリットもあります。
ただし、注意点として中古車の場合は前オーナーのメンテナンス状況や、納車前の整備内容によって、購入後の維持費やトラブル発生率に差が出ることもあります。価格だけに注目せず、信頼できる販売店や整備工場で状態をしっかり確認して選ぶことが大切です。
GLAの中古価格は下がりやすいですが、需要は安定しているため、一定の条件を満たす車両であれば将来的な下取りや売却時にもそれなりの価格が期待できます。選び方次第で賢い買い物ができる点も、GLAの特徴の一つです。
国産車より維持費がかかる
ベンツGLAは高級輸入車に分類されるため、国産車と比較すると維持費が高めになることが多いです。まず部品代が割高である点が挙げられます。GLAはドイツ本国から輸入されるパーツも多く、交換が必要な際には送料や関税なども費用に反映されるため、国産車よりもコストが上がりやすいのです。また、定期的な点検や車検、消耗品の交換についても、専門知識を持つ技術者による作業が必要な場合が多く、工賃が高くなる傾向があります。
例えば、エンジンオイルやブレーキオイル、タイヤやバッテリーといった消耗品を交換する場合でも、純正品や推奨品を使うと国産車よりも割高になることが一般的です。さらに、ベンツ特有の電子制御システムや先進的な安全装備の点検・修理には専門のテスターや専用工具が必要になることも多く、こうした技術的なハードルが費用の増加につながっています。
GLAは燃費性能も比較的優れていますが、その他の維持費を考慮すると総合的な負担は大きくなります。特に長く乗り続ける場合は、車検ごとにかかる法定費用や、部品の交換周期が早まることで、予想以上の出費が発生することもあります。また、輸入車特有の故障リスクや、万が一の際の修理費用も高額になる可能性があります。
こうした点を踏まえ、GLAの維持費は国産車と同じ感覚で計算しないほうが安心です。購入を検討する際には、予算に余裕を持って維持費もあらかじめ見積もっておくことが大切です。安心してベンツGLAを楽しむためには、計画的なメンテナンスや信頼できる整備工場との付き合いも重要なポイントになります。
警告灯が頻繁に点灯しやすい
ベンツGLAでは「警告灯が頻繁に点灯する」という現象がユーザーから指摘されています。これはGLAに限らず、近年の輸入車やハイテク装備が多い車に共通する特徴です。GLAには多数のセンサーや電子制御システムが搭載されており、細かな異常や変化を早期に検知できるよう設計されています。そのため、ほんのわずかな空気圧の低下や、消耗部品の劣化、センサーの微細な異常などがあるだけで、メーター内に警告灯が点灯することがあります。
この機能はドライバーにとっては安全面で大きなプラスですが、初めて輸入車に乗る方や、国産車から乗り換えたばかりの方にとっては「過剰に反応しているのでは?」と感じることがあるかもしれません。例えば、タイヤの空気圧センサーが少し低下しただけで警告灯が点く場合や、オイル交換やバッテリーの電圧低下を知らせるアラートなどが、予想よりも頻繁に出ることが指摘されています。
これを放置すると重大な故障やトラブルにつながるリスクもあるため、警告灯が点灯した際にはできるだけ早めに点検を受けることが大切です。また、センサーや電子機器の感度が高いゆえに、経年劣化や部品の摩耗、悪天候や振動などでも誤作動が起きやすい点も理解しておきましょう。
GLAの場合、整備や修理は輸入車に精通した工場やディーラーで行うことが推奨されており、メンテナンスの質や対応速度も維持費や快適性に大きく影響します。警告灯が頻繁に点灯するのは欠点とも言えますが、逆に車両の異常を早期に知ることで大きな故障を防ぐ役割も果たしています。ドライバー自身も、異常を見逃さずに対応できるよう、日ごろから注意しておきたいポイントです。
ベンツGLAの欠点を総括してわかるポイント
- 電装系トラブルが起きやすい傾向がある
- エアコンの効きが遅いとの声が多い
- パワーウィンドウの故障発生率が高い
- 車高が高く乗り降りしづらい
- メンテナンス費用が国産車より高い
- 警告灯が頻繁に点灯しやすい
- デザインがダサいと感じる人もいる
- 後部座席が狭いとの評価がある
- GLAは安い理由が設計や装備にある
- GLAはエントリーモデルとして位置づけられる
- 中古価格が下がりやすい傾向が見られる
- パーツの入手や交換に時間と費用がかかる
- 車検や修理費が割高になりやすい
- 維持費が国産車よりかさみやすい
- 装備やグレードによって満足度が異なる
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