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ベンツがいい・オリジナルイメージ
ベンツのアンビエントライトはいつから装備され始めたのかを知りたい方に向けて、モデルごとの違いや装備状況をわかりやすくまとめました。
アンビエントライトはいつから搭載されたかや、車種による仕様差、標準装備の有無といった基本情報から、C・Eクラスの装備事情やW212前期モデルでの仕様なども解説しています。
さらに、ベンツアンビエントライトいつからの変更点、GLCの装備傾向、64色対応時期といった細かな内容にも触れています。
現行モデルのアンビエントライト範囲やプレミアムアンビエントライトの特徴、後付け可否やMBUXとの関係性についても紹介しています。
記事のポイント
①:ベンツのアンビエントライトがいつから本格搭載されたかがわかる
②:車種ごとの装備範囲や仕様の違いが理解できる
③:64色対応やプレミアム仕様の進化が把握できる
④:後付けの可否やMBUXとの連動性についても学べる
ベンツのアンビエントライトはいつから装備?
- アンビエントライトはいつから搭載されたか
- アンビエントライトの車種ごとの違い
- アンビエントライトの標準装備の車両とは
- C・Eクラスのアンビエントライト事情
- W212前期のアンビエントライトの仕様
アンビエントライトはいつから搭載されたか
アンビエントライトがメルセデス・ベンツで採用されたのは、2014年に登場したCクラス(W205型)からとされています。それ以前のモデルでは、夜間の視認性確保のための簡易的な照明はありましたが、今のようにインテリア演出を目的とした光の装備は搭載されていませんでした。
このW205型から、インパネやドアパネル、フットランプなどに間接的な照明が組み込まれ、室内の雰囲気を大きく変えることが可能になりました。当初はカラー選択の幅が少なく、基本的には単色のライトに限られていたものの、以降のモデルチェンジや上位モデルではカラーバリエーションが増えていきました。
例えば、2018年以降に発売されたAクラス(W177)では、オプションで64色のマルチカラーアンビエントライトが選べるようになり、装備内容が一気に進化しています。さらに、2021年以降には64色仕様が標準装備となるグレードも登場しており、装備の幅が広がってきました。
なお、アンビエントライトはモデルによっても導入時期や仕様にばらつきがあります。特にCクラスやEクラスといった主力モデルは比較的早くからアンビエントライトを採用していますが、GLBやBクラスなどのコンパクトSUVでは、標準装備になるまでに時間がかかりました。
まとめると、アンビエントライトの本格的な導入は2014年のW205型Cクラスからであり、モデルごとに装備のタイミングや内容が異なるため、購入を検討する際は年式とグレードをよく確認することが重要です。
アンビエントライトの車種ごとの違い
メルセデス・ベンツのアンビエントライトは、車種によって光る範囲や機能に明確な違いがあります。これは、モデルごとの設計やインテリア構成が異なるためで、すべての車種で同じ仕様というわけではありません。
たとえば、CクラスやEクラスのような中型~大型モデルでは、インパネ全体からドアハンドル周辺、足元、さらにはエアコン吹き出し口まで広範囲にわたってライトが配置されています。64色のマルチカラー対応に加え、色のアニメーション切り替えやウェルカムライティング、エアコンと連動して色が変わる機能も備わっているため、演出の幅が広がります。
一方、コンパクトクラスにあたるAクラスやBクラスでは、当初はアンビエントライト自体がオプション設定であり、光る範囲も限られていました。ドア内側のラインやセンターコンソールなど、控えめな配置が多く、上位グレードや特定のオプションパッケージを選ばなければ装備されていない場合もあります。
また、SUVモデルであるGLCやGLBも、グレードによって装備差があります。GLCでは比較的早期から広範囲に光る仕様が採用されましたが、GLBではオプション選択が必要な時期が長く、装備の有無で室内の印象が大きく異なる点に注意が必要です。
このように、同じメルセデス・ベンツでもアンビエントライトの仕様は車種ごとに異なるため、「光る車内」を求めるならば、装備内容を細かく確認することが重要です。
アンビエントライトの標準装備の車両とは
アンビエントライトが標準装備されている車両は、年式やグレードによって異なりますが、近年のメルセデス・ベンツでは多くの車種に標準で備わるようになっています。特に、2021年以降の新型モデルではその傾向が顕著です。
かつては一部の高級グレードやオプションパッケージに限られていたアンビエントライトですが、ユーザーのニーズの高まりに応じて、標準装備化が進められました。Cクラスの現行型(W206)やAクラスの2021年モデル以降では、64色のアンビエントライトが基本装備になっているグレードが多く見られます。
標準装備車両では、インテリア全体に統一感のある間接照明が配置されており、夜間の視認性だけでなく、乗員に高級感や安心感を与える要素として機能します。ライトの明るさ調整やカラー変更機能も備えられており、個人の好みに合わせた室内演出が可能です。
ただし、すべてのモデルで標準というわけではありません。例えば、GLBやBクラスなどの一部コンパクトモデルでは、今でもアンビエントライトがオプション扱いであるケースが存在します。また、中古車市場においてはオプション装備の有無による違いが大きく、外観が同じでもライト演出の可否に差が出ることがあります。
このため、標準装備かどうかは年式・グレード・オプション構成を確認することが不可欠です。購入前に車両の詳細スペックや装備表をチェックし、希望の仕様が含まれているかを見極めるようにしましょう。
C・Eクラスのアンビエントライト事情
CクラスとEクラスは、メルセデス・ベンツの中でもアンビエントライトの導入と進化が特に早かったモデルです。どちらの車種も、デザインや機能性を重視したインテリアが特徴であり、間接照明による空間演出が積極的に取り入れられています。
Cクラスでは、2014年のW205型からアンビエントライトが標準またはオプションで装備され始めました。初期型では色数が限られていたものの、マイナーチェンジや次世代モデル(W206)では64色に対応するなど、演出力が大幅に向上しています。マルチカラー設定やアニメーションのような機能も搭載され、車内の印象はより洗練されたものとなりました。
Eクラスにおいては、さらにワンランク上の照明演出が採用されています。センターコンソールからドアトリム、足元にかけて統一感ある光が配置され、ドライバーと同乗者の両方が恩恵を感じられる仕様です。また、エアコン操作と連動して色が変わる「クライメート機能」なども装備され、インテリアとの一体感が高められています。
一方で、グレードによってはアンビエントライトが装備されていない場合もあるため、注意が必要です。特に中古市場では、装備の有無が価格や印象に大きく影響します。
したがって、CクラスやEクラスを検討する際は、単にモデル名や外観だけでなく、アンビエントライトの仕様にも目を向けることが重要です。
W212前期のアンビエントライトの仕様
W212型は、Eクラスの2009年~2016年にかけて販売されたモデルであり、前期型は2009年から2013年頃までが該当します。この時期のアンビエントライトは、現在のような装飾性やカスタマイズ性には乏しく、あくまで補助的な照明という位置付けでした。
W212前期では、インパネやドアパネルの一部に淡く光るライトが組み込まれており、夜間でも操作しやすいように配慮されています。ただし、色の変更機能はなく、基本的には白やオレンジ系の固定色で統一されています。光量の調整も可能ではあるものの、現在のマルチカラーシステムと比べると機能は限定的です。
また、光る範囲も狭く、全体的な照明演出は控えめな印象です。この時期のモデルは、あくまで実用性重視の設計であり、視覚的な演出よりも操作性や快適性を優先した構成となっていました。
W212前期型のEクラスを検討する場合、アンビエントライトに過度な期待を抱かない方が無難です。もしより華やかな室内照明を求めるのであれば、後期型や次世代モデル(W213以降)を視野に入れる方が適しています。
なお、後付けでアンビエントライトを追加することも技術的には可能ですが、専用のコーディングや配線加工が必要になるため、コストと手間を要します。純正のような仕上がりを期待するには、信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。
ベンツ アンビエントライト いつからの変更点
- GLCのアンビエントライトの装備状況
- アンビエントライトの64色対応時期
- 現行モデルのアンビエントライト範囲
- プレミアムアンビエントライトの特徴
- アンビエントライトの後付け可否
- アンビエントライトとMBUXの関係性
GLCのアンビエントライトの装備状況
GLCクラスは、メルセデス・ベンツのミドルサイズSUVとして高い人気を誇るモデルですが、そのアンビエントライトの装備状況には年式やグレードによって差があります。特に初期型と現行型では、装備の内容が大きく異なる点に注目が必要です。
まず、2015年に登場した初代GLC(X253型)では、一部の上位グレードやオプション装備としてアンビエントライトが設定されていました。当時の仕様は光の演出もシンプルで、カラー選択も限られていたため、現在のような多彩な演出はありませんでした。ただし、装着されていれば夜間の室内空間がぐっと高級感を増す装備であり、プレミアムSUVらしさを感じさせる要素でもあります。
その後のマイナーチェンジやモデル更新により、GLCのアンビエントライトは徐々に進化していきます。特に2020年以降の車両では、64色対応のマルチカラーアンビエントライトが選べるようになり、演出面でも大きな違いが生まれました。また、マルチカラーアニメーションやエアコン連動ライトなど、他モデルと同等の先進機能も一部に搭載されています。
ただし、GLCにおいても全車標準ではなく、オプション扱いのグレードも存在します。特に中古車を探す際は、アンビエントライトの有無によって車内の印象が大きく変わるため、実車での確認が欠かせません。
このように、GLCのアンビエントライトは年式やオプション選択によって装備状況が異なるため、購入前には装備リストを入念にチェックすることが重要です。
アンビエントライトの64色対応時期
メルセデス・ベンツのアンビエントライトが64色対応になったのは、2018年以降に登場したAクラス(W177)やCクラス(W205後期)などがはじまりとされています。それ以前のモデルでは数色の固定色に限られており、カラー選択はあくまで装飾的な要素にとどまっていました。
64色仕様が登場したことで、インテリアの演出が一気に多様化し、ユーザーの好みに合わせた細かいカスタマイズが可能になりました。シングルカラーだけでなく、マルチカラーやグラデーション、アニメーション切り替えなど、動的な変化も加わったことが大きな特徴です。
この64色アンビエントライトは、当初はレザーエクスクルーシブパッケージやAMGラインなど、上級パッケージに含まれるオプションとして設定されていました。ところが2021年頃を境に、主力モデルの多くで標準装備化が進み、特にCクラスやEクラス、GLBといった新世代モデルでは当たり前の装備となりつつあります。
注意点としては、同じ型式のモデルであっても年式によって装備内容が異なるケースがある点です。64色仕様が標準になっているモデルでも、初期の生産車両ではオプションだった可能性があるため、中古車を検討している場合は必ず装備内容を確認するようにしましょう。
車内を自分好みに演出できる64色仕様は、機能性だけでなく所有感を高めてくれる装備です。より高い満足感を求めるなら、64色対応モデルを選ぶ価値は十分にあります。
現行モデルのアンビエントライト範囲
現行のメルセデス・ベンツでは、アンビエントライトの照射範囲が大幅に広がっています。特にCクラス(W206)やAクラス(W177)、GLBクラスなどでは、室内の主要エリアに加え、細部にも光が行き渡る設計となっています。
具体的には、ダッシュボードのライン、センターコンソール、ドアトリム、足元、そしてエアコンの吹き出し口周辺までが照射対象になっています。これらが一体となって点灯することで、車内全体に統一感のある美しい光の演出が生まれます。
また、MBUX(メルセデス・ベンツの最新インフォテイメントシステム)との連動により、照明の明るさや色を範囲別に個別調整することも可能です。これにより、運転席と助手席で別々の照明設定を楽しむといった使い方もできるようになっています。
一方で、照射範囲が広い分、色の選択や明るさ設定に迷うこともあるかもしれません。また、明るさを最大に設定した場合、夜間走行時に少し眩しさを感じるユーザーもいるようです。使い勝手に応じた設定の見直しが求められる場面もあるでしょう。
こうして、現行モデルでは単なる間接照明にとどまらず、乗員の感性に訴える演出機能としてアンビエントライトが進化しています。特に夜間のドライブでは、その効果を実感できる場面が多くなるでしょう。
プレミアムアンビエントライトの特徴
プレミアムアンビエントライトは、通常のアンビエントライトよりも光る範囲や演出機能が充実している特別仕様です。メルセデス・ベンツの一部モデルや上位グレードに採用されており、車内の高級感を一段と引き立てます。
この仕様では、ドアノブ周辺、シート調整ボタンまわり、エアコンルーバー、センターコンソールの縁など、細かな部分まで光が行き届きます。さらに、64色のマルチカラー対応だけでなく、12種類のカラーアニメーションパターンも用意されており、動きのある演出を楽しむことができます。
加えて、「ウェルカムモード」や「クライメートモード」など、特定の動作に連動してライトの色が変化する機能も組み込まれています。例えば、エアコンの温度を下げると吹き出し口が青く光るなど、視覚的に分かりやすい操作フィードバックも特徴のひとつです。
ただし、このプレミアム仕様はすべての車種に標準装備されているわけではありません。装備されていないグレードもあり、購入時にオプションとして追加が必要な場合もあります。また、機能が多いため、設定にやや手間取ることもあるかもしれません。
一方で、細部まで光ることで車内の印象が格段に向上するため、見た目を重視したい人には非常に魅力的な装備です。アンビエントライトにこだわりたい場合は、プレミアム仕様の有無をしっかり確認しておくと良いでしょう。
アンビエントライトの後付け可否
アンビエントライトを後付けすることは可能ですが、いくつかの制限と注意点があります。純正装備と同じような仕上がりを求める場合、単に照明ユニットを取り付けるだけでは不十分です。
まず、純正仕様のアンビエントライトはMBUXなどの車両システムと連動しており、光の色や明るさをナビ画面から制御できるようになっています。このような連携を後付けで再現するには、専用のコーディング作業が必要です。コーディングとは、車両の制御システムに設定変更を加える作業であり、専門の技術や機器が求められます。
また、社外品のLEDキットを使う場合、見た目は似ていても品質や発光の均一性に差が出ることがあります。左右で色が異なったり、点灯しないトラブルが起きたりする可能性もあるため、信頼できる業者での施工が推奨されます。
さらに、後付けによって車両保証が無効になることもあるため、保証期間中の車に施工する際は、事前にメーカーやディーラーと相談することが大切です。誤った取り付けによる電装系トラブルが発生すると、修理に大きなコストがかかる場合もあります。
このように、アンビエントライトの後付けは一見手軽に思えるかもしれませんが、純正品質を求めるほどハードルが高くなります。コストとリスクを理解した上で、慎重に判断することが求められます。
アンビエントライトとMBUXの関係性
MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)は、ベンツ独自のインフォテインメントシステムであり、アンビエントライトの操作にも深く関わっています。このシステムを通じて、色の設定や照明の明るさ、点灯エリアの切り替えなど、細かいカスタマイズが可能となっています。
特に64色仕様のアンビエントライトを搭載したモデルでは、MBUXの操作画面でカラーリングをホイール型インターフェースから直感的に選ぶことができます。さらに、マルチカラーの設定もプリセットで複数用意されており、ワンタッチで切り替えることができます。
また、音声操作にも対応しており、「ハイ、メルセデス、アンビエントライトを青にして」などと話しかけることで、手を使わずに変更が可能です。運転中に視線を逸らさずに設定を変更できる点は、安全性の向上にもつながります。
ただし、MBUX非搭載のモデルや、アンビエントライトの非装備車では、このような機能は利用できません。後付けでライトを追加した場合にも、MBUXの操作画面にアンビエントライトの項目が出てこないことがあります。その際は、別途コーディング作業が必要となるでしょう。
このように、MBUXはアンビエントライトの操作性を飛躍的に高める重要なシステムです。アンビエントライトの性能を最大限に活かしたい場合は、MBUX搭載車を選ぶことで、より快適で直感的なインテリア演出が実現できます。
総括:ベンツのアンビエントライトはいつから装備されたかのまとめ
- 本格的な装備開始は2014年登場のW205型Cクラスから
- W205以前は補助照明程度のシンプルな仕様だった
- 初期は単色のアンビエントライトが主流だった
- 2018年以降に64色対応モデルが登場
- Aクラス(W177型)で64色仕様がオプション設定された
- 2021年以降は標準装備のモデルが拡大
- CクラスやEクラスは導入が比較的早かった
- GLBやBクラスは標準装備化に時間を要した
- モデルやグレードにより装備の有無が異なる
- アンビエントライトの照射範囲は車種で差がある
- コンパクトクラスは当初オプション扱いが多かった
- 上位モデルでは足元や吹き出し口まで照明が広がる
- 中古車では装備の有無により印象が大きく異なる
- 後付けにはコーディングや加工が必要になる場合がある
- MBUXと連動した操作機能が近年の主流になっている