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ベンツがいい・オリジナルイメージ
ベンツの5年後のリセールバリューが気になる方へ向けて、車種やグレードごとの残価傾向から売却タイミングの工夫まで、幅広く解説します。
リセールバリューの目安や、GLCやGLBといった人気SUVの評価、セダンとSUVの違い、さらには3年と5年後の残価差についても詳しく取り上げます。
また、GLAやGクラスのように高リセールが狙えるモデル、ボディカラーやオプションの影響、モデルチェンジ前の売却戦略など、価値を下げないための具体的な方法も紹介します。
リセールを意識した購入時の注意点や、強いグレードの選び方、専門買取店の活用メリットまで網羅していますので、購入や売却の判断材料にお役立てください。
記事のポイント
①:ベンツ各車種の5年後リセールバリューの目安がわかる
②:SUVとセダンでのリセール差や傾向が理解できる
③:リセールを高めるための装備や売却タイミングがわかる
④:専門買取店を活用するメリットが把握できる
ベンツで5年後のリセールバリューの実態とは
- 5年後のリセールバリューの目安
- GLC・GLB リセールは高い?
- リセールが悪い理由とは何か
- セダンとSUVのリセール比較
- 3年と5年後の残価差を解説
5年後のリセールバリューの目安
ベンツの5年後のリセールバリューは、車種やグレード、装備によって大きく異なりますが、おおよその目安を知ることで購入や売却の判断材料になります。リセールバリューとは、購入時から一定期間経過した後に売却した際の車両価値の割合を指します。5年後にどれだけ価値が残るかは多くの方が気になるポイントでしょう。
一般的に、輸入車の5年後のリセールバリューは国産車と比較して低めと言われています。しかし、ベンツの場合はブランド力や人気車種の存在により、他の輸入車と比べて比較的高い数値が維持される傾向があります。多くの情報を参考にすると、ベンツの主な車種の5年後残価率は下記のようになります。
車種 | 5年後残価率の目安 |
---|---|
Gクラス | 70%前後 |
Vクラス | 59%前後 |
メルセデス マイバッハ GLS | 54%前後 |
CLAクラス | 52%前後 |
Eクラスオールテレイン | 49%前後 |
GLAクラス | 47%前後 |
GLEクラス | 45%前後 |
Aクラス | 46%前後 |
Cクラス | 39%前後 |
Bクラス | 37%前後 |
例えば、ベンツの中でも特に人気が高いGクラスは、5年経過後でも新車価格の約70%もの価値が残ることが一般的です。これはSUV需要の高まりや、Gクラスの特有のデザイン・ブランド性が評価されているためです。一方、セダンやコンパクトカーのBクラスやCクラスは、5年後の残価率が30~40%台まで下がることも珍しくありません。
このような数値の違いは、モデルチェンジや走行距離、車両の状態によっても変動します。特に、装備やボディカラーによってもリセールバリューは左右されやすく、白や黒など需要の多いカラーや人気のオプション装備が付いている場合は残価率が高くなりやすいです。
また、3年落ちで手放すと5年落ちよりもリセールバリューは高くなりますが、その分新車購入からのコストも大きくなります。5年という区切りは、維持コストやモデルサイクルの変化を考慮して売却を検討する人が多いタイミングとも言えるでしょう。
このように、ベンツの5年後のリセールバリューは車種ごとに大きな差があります。購入前に自身のライフスタイルや売却時期を見据え、どのモデルを選ぶか検討することが大切です。
GLC・GLB リセールは高い?
GLCやGLBは、メルセデス・ベンツの人気SUVシリーズとして注目を集めています。特に最近の日本国内ではSUVの需要が非常に高まっており、その流れに乗ってリセールバリューも比較的高めに推移しています。まずGLCについてですが、これはベンツの中でも「Cクラス」をベースにしたクロスオーバーSUVで、都会的なデザインと使い勝手の良さから幅広い世代に選ばれています。
GLCの5年後のリセールバリューは標準グレードで40%台後半から50%前後と、SUVの中でも悪くありません。特に、GLCクーペは人気が高く、モデルによっては5年後でも50%以上を維持することもあります。これは、SUV人気とベンツのブランド価値の相乗効果によるものです。
一方、GLBは7人乗りのパッケージングが特徴で、ファミリー層を中心に注目されています。コンパクトながら多人数が乗れるというニーズにマッチしているため、中古市場でも一定の需要が見込まれます。
GLBのリセールは新車価格と比べて下落率がやや高い傾向も見られますが、5年後でも3割前後は残るため、極端に悪いという印象はありません。ただし、GLCほどのリセール安定性はないため、グレードやオプションの選び方、ボディカラーによって差が出やすいことも頭に入れておきましょう。
GLC・GLBともにリセールを重視するなら、人気の高いグレードや装備、カラーを選ぶのがポイントです。また、モデルチェンジやマイナーチェンジ直後の車両は、中古市場でも価値が落ちにくい傾向にあります。さらに、メンテナンス履歴がしっかり残っている車両や低走行の車は高く評価されやすいです。逆に、年式が古くなったり、走行距離が多い車は相場より下回る場合もあるため注意しましょう。
なお、GLCはセダンやワゴンタイプと比較してもリセールバリューが高いですが、SUV特有の人気が今後どう変動するかは市場動向を注視する必要があります。GLBについてもファミリー層向けの需要が安定している間は大きな下落は考えにくいですが、将来的な流行の変化も踏まえて選択したいところです。GLCやGLBをリセール重視で選ぶ場合は、定番カラー・装備・グレードを意識し、タイミングを見極めて売却することが高値につながります。
リセールが悪い理由とは何か
車のリセールバリューが悪くなる原因はさまざまですが、特に輸入車やベンツにおいては、いくつか特有の要因が影響しています。まず最も大きいのが「中古市場での需要の低さ」です。日本国内では依然として国産車の人気が高く、輸入車はどうしてもニッチなマーケットとなりがちです。そのため、車種によっては新車時の価値が5年後には大きく下がってしまうことがあります。
次に、輸入車は「維持費や修理費が高い」というイメージが根強く残っています。実際に、ベンツを含む欧州車は部品代や工賃が国産車よりも高額になることが多く、購入後の出費を懸念して中古車の購入を敬遠する方もいます。こうしたコスト面の不安がリセールにマイナスとなる場合が多いです。
また、「モデルチェンジによる旧型化」もリセールバリューが落ちる一因です。ベンツを含めた輸入車は一度モデルチェンジが入ると、見た目や装備、安全性などが一気に進化します。これによって、同じ車種でも新旧モデルで市場価値に大きな差が生じやすく、旧型は値落ちが加速することになります。逆に、現行モデルやマイナーチェンジ直後の車両は価値が落ちにくい傾向があります。
他にも「ボディカラーやグレードによる人気の差」も無視できません。中古市場で不人気な色やグレードの場合、たとえ高額なオプションがついていても、リセール時の評価が上がりにくいことがあります。さらに、走行距離が多い、事故歴がある、メンテナンス履歴が不十分といった車両状態もリセールバリューに直結します。
これらの要素が複合的に絡み合うことで、リセールが悪くなることがあるのです。車を選ぶ際は、リセールを意識するのであれば人気の仕様や定番カラー、信頼できる販売店選び、定期的なメンテナンスの実施も重要なポイントと言えるでしょう。安易に値段や見た目だけで判断すると、想定外の値落ちに悩まされることがありますので注意が必要です。
セダンとSUVのリセール比較
ベンツのセダンとSUVを比較した場合、リセールバリューには明確な違いが見られます。まず、近年の自動車市場においてSUVの人気は非常に高く、その影響でリセールバリューも全体的にSUVのほうが高くなる傾向があります。一方、セダンは伝統的な車種であり根強いファンはいますが、中古車市場では需要がやや落ち着いています。
なぜSUVがリセール面で優位に立つかというと、まず「ファミリー層やアウトドア志向の人からの需要が高い」ということが挙げられます。車高が高く運転しやすい、室内が広い、荷物が積みやすいといった実用面が評価されています。さらに、ベンツのSUVはデザイン面でも力強さと高級感を両立しているため、幅広い世代から支持を得ています。
一方でセダンは、上品なイメージや走行性能の高さが魅力ですが、都市部の駐車事情や家族構成の変化によって、以前ほどの絶対的な需要はなくなっています。そのため、5年後のリセールバリューを見ても、SUVと比べて10~20%ほど低くなるケースが多いです。たとえば、GLCやGLAなどのSUVは5年後も50%前後を維持しやすいのに対し、CクラスやEクラスといったセダンは40%前後まで下がる傾向があります。
リセールを重視して車種を選ぶ場合、今の市場動向を踏まえればSUVを選んだほうが資産価値を保ちやすいと言えます。もちろん、好みや使用用途によって最適な車種は異なりますが、将来的な売却まで見据えるならSUVのほうが有利な時代になっています。もしセダンを選ぶ場合は、人気グレードや定番カラー、オプションの内容など細かなポイントまでしっかりと見極めて選ぶことが大切です。
3年と5年後の残価差を解説
3年落ちと5年落ちではリセールバリューに大きな差が生まれます。車は新車から年数が経つごとに価値が下がっていきますが、特に最初の3年は下落のスピードが早く、その後は緩やかになるのが一般的です。3年落ちの場合、まだまだ新しいイメージが強く、多くの中古車ユーザーにとって魅力的な選択肢となります。そのため、市場では高く評価されやすいのです。
例えば、ベンツの代表的なモデルで見ると、3年落ちであれば新車時の価格の50~60%程度の価値が残っていることが多いです。これが5年落ちになると、40%前後まで落ちるケースが一般的です。つまり、2年の違いで10%以上価値が下がることも珍しくありません。この差は、車検のタイミングやモデルチェンジの有無、さらには走行距離の伸びなどが影響しています。
3年落ちで売却する最大のメリットは、リセールバリューが高いうちに手放せる点です。特に、人気グレードや定番カラー、装備が充実したモデルは3年落ちのタイミングであれば非常に高値で売れる可能性があります。しかし、その分新車から3年ごとに買い替えることになるため、購入と売却を頻繁に繰り返す必要があり、ライフサイクルやコストバランスを十分に検討することが大切です。
一方、5年落ちの場合は、車としての価値が一段落して安定期に入ります。そのため、急激な価値下落は避けられるものの、3年落ちと比べると資産価値が低くなる点は否めません。維持費や保険料、車検費用などトータルで考えた場合、自分にとって最適な売却タイミングはどこか、ライフスタイルや今後の乗り換え計画も含めて総合的に判断することが重要です。
どちらを選ぶ場合も、売却時期や車両の状態、モデルの人気、カラーや装備内容などさまざまな要素がリセールバリューに影響します。より良い条件で売却したい場合は、これらのポイントを事前にしっかり確認しておきましょう。
車の価値がどれだけ落ちるのかを考えるとき、「3年後」と「5年後」のリセールバリュー(残価)は、多くの人にとって非常に重要なポイントです。新車を購入した際、多くは最初の3年間で大きく価値が下がり、その後は緩やかに下がる傾向があります。これを理解しておくことで、売却時期や車選びの判断材料に役立つでしょう。
まず、3年後と5年後の残価を比べると、一般的に3年後のほうがリセールバリューは高いです。なぜなら、車は年数が経過するほど価値の下落スピードが遅くなる傾向があるからです。たとえば、ベンツの代表的なモデルで比較してみましょう。
車種 | 3年後残価率(目安) | 5年後残価率(目安) |
---|---|---|
Gクラス | 約80% | 約70% |
GLCクラス | 約60% | 約48% |
Aクラス | 約55% | 約46% |
Cクラス | 約50% | 約39% |
この表からも分かるように、最初の3年間は新車価格の半分以上の価値が残ることが多いですが、5年経過するとさらに10%程度下がります。例えばGクラスであれば、3年後は80%前後と非常に高いものの、5年後には70%前後まで下がります。AクラスやCクラスでも同様の傾向が見られます。
3年落ちの車が高値で売れる理由の一つは、車検のタイミングです。多くのユーザーは初回車検前の車両を好むため、中古市場での需要が高くなります。一方で5年落ちになると、2度目の車検が近づき、年式も古くなった印象が強まるため、リセールバリューがやや下がります。
また、5年後になるとフルモデルチェンジの影響や、走行距離の増加、外装・内装の劣化も価格に影響を与えます。そのため、できるだけ高く売却したい場合は、3年落ちで手放す選択肢も視野に入れると良いでしょう。ただし、3年落ちでの売却は新車購入から短期間で手放すことになるため、買い替えサイクルが早くなり出費も増える点には注意が必要です。
逆に、5年落ちでもリセールバリューが安定しているモデルを選べば、長く乗りながら資産価値を保つことも可能です。どちらのタイミングで売却するかは、ライフスタイルや維持費、モデルの人気などを総合的に考慮して決めることが大切です。
ベンツで5年後のリセールバリューを高める方法
- 高リセールを狙うならGLA・Gクラス
- ボディカラーとオプションの影響
- モデルチェンジ前の売却が鍵
- リセールを意識した購入時の注意点
- リセールに強いグレードの選び方
- 専門買取店を活用するメリット
高リセールを狙うならGLA・Gクラス
高いリセールバリューを重視するのであれば、ベンツの中でもGLAクラスとGクラスは非常に有力な選択肢です。どちらも市場での人気が高く、中古車としても多くのユーザーに求められています。それぞれの特徴やリセールの理由を知ることで、より納得のいくクルマ選びができるでしょう。
まずGLAクラスですが、ベンツのSUVラインナップの中では比較的コンパクトなモデルに分類されます。そのため、都市部でも扱いやすいサイズ感や燃費性能の良さが評価されています。加えて、近年のSUVブームも追い風となり、GLAクラスのリセールバリューは5年後でも40~47%前後を維持する傾向があります。とくに走行距離が少ない個体や、人気色であるホワイトやブラックを選ぶと、より高値で売却しやすくなります。
一方、GクラスはベンツSUVの最上位モデルとして長い歴史を持ち、圧倒的なブランド力と独自の存在感が特徴です。新車価格が高いにもかかわらず、中古車市場では5年落ちでも70%前後という驚異的な残価率を維持するケースが多く見られます。これは他の輸入SUVではなかなか見られない数値です。Gクラスの場合、もともと軍用車をベースに開発されているため耐久性にも優れ、モデルチェンジの影響を受けにくいデザインであることも大きなポイントとなっています。
車種 | 5年後リセールバリュー |
---|---|
GLAクラス | 約40~47% |
Gクラス | 約70% |
この2車種が高いリセールを維持できる主な理由は、根強い人気と中古市場での需要が安定していること、加えて輸入車としての希少価値が高いことが挙げられます。また、オプション装備が充実しているモデルや、定期的なメンテナンス履歴がしっかりしている個体は、さらに高い査定が期待できます。
ただし、GLAクラスはモデルチェンジのタイミングや装備の有無によって価格変動が大きい場合があります。Gクラスは新車時の価格も高額なため、保険料や維持費も相応にかかります。いずれの車種も、売却時期や市場動向をチェックしながら、最適なタイミングで手放すことが重要です。
GLAクラスやGクラスは高リセールを狙う人にとって有力な候補となりますが、購入時には走行距離や車両の状態、人気カラーかどうかも合わせて意識すると、より満足度の高い取引につながるでしょう。
ボディカラーとオプションの影響
車のリセールバリューにおいて、ボディカラーとオプション装備は想像以上に大きな影響を与えます。中古車市場では、好まれやすい色や装備が付いている車両ほど、高い評価を受けやすいからです。まずボディカラーについてですが、ホワイトやブラックといった定番カラーは安定して人気があります。多くの人が選ぶ色であり、特にパールホワイトやメタリックブラックなどは高級感が強調されやすいため、査定時にもプラス評価となることが多いです。反対に、個性的なカラーや流行に左右されやすい色の場合は、中古市場で買い手が限定されるため値落ちしやすい傾向があります。
次にオプション装備ですが、純正のサンルーフや本革シート、先進の安全装備などが付いていると大きな加点材料となります。中でも「ラグジュアリーパッケージ」や「AMGライン」など、見た目や快適性、安全性を高める装備は人気が高いです。これらが付いている車両は中古市場で探されやすく、売却時の競争力が上がります。反対に、社外品や後付けオプションについては、純正装備ほど評価されないことが多い点に注意が必要です。社外品のカスタムが強い場合、逆にマイナス評価となることもあるため慎重に判断しましょう。
また、オプションの種類や組み合わせもリセールバリューに影響を与えます。例えば、本革シートに加えてシートヒーターやパワーシートが付いていれば、より高評価になりやすいです。一方で、オーディオやナビなどの装備は新しいものほど価値が高いですが、古くなると評価が下がることも珍しくありません。
このような観点から、ベンツを購入する際には人気カラーを選び、純正オプションや上位パッケージをできるだけ選択しておくと、5年後のリセールバリューを高めるポイントになります。もちろん、予算や自身の好みも大切にしつつ、将来的な資産価値も考えて仕様を決めていくことが重要です。売却を視野に入れた車選びをすることで、より満足度の高いカーライフにつながるでしょう。
モデルチェンジ前の売却が鍵
車のリセールバリューを高く維持するうえで、モデルチェンジ前のタイミングで売却することは非常に重要なポイントです。ベンツをはじめとした多くの輸入車は、モデルチェンジによって外観や内装、装備が大幅に刷新されることが多く、新型登場と同時に旧型の価値が一気に下がる傾向があります。これは中古車市場での「新しさ」や「最新モデルへの注目度」が強く影響するためです。
例えば、同じベンツのCクラスでも、モデルチェンジを挟んで新型と旧型の中古車価格差が数十万円~百万円単位で広がるケースがあります。現行モデルであるうちに売却することで、「まだ新しいモデル」としての価値を維持でき、より高い査定額が期待できます。一方、モデルチェンジ後に旧型となった場合、装備や安全性能の進化によって消費者の関心が新型に集中し、中古相場が下落しやすくなります。
この現象はSUVでもセダンでも共通して見られます。特にSUV人気が高い時代でも、新型SUVが出ると旧型の人気が落ちるのは避けられません。ですから、日頃からメーカーの発表や自動車業界ニュースをチェックし、モデルチェンジの情報を早めにキャッチすることが大切です。
また、モデルチェンジ時期を見極めるには、自分の車の年式や生産サイクル、過去のモデルチェンジ履歴も参考になります。例えば、過去のモデルが5年周期でフルモデルチェンジしている場合、4年目~5年目での売却を検討すると良いタイミングを逃しにくいです。多くの場合、モデルチェンジが近づくとディーラーや中古車市場でも告知されるため、査定額の動向を注意深く確認しましょう。
最後に、モデルチェンジ前に売却することは、リセールだけでなく新しい技術や安全装備の車に乗り換えられるというメリットもあります。売却後の次の車選びに余裕を持たせるためにも、モデルチェンジ情報には常にアンテナを張っておくのがおすすめです。
リセールを意識した購入時の注意点
リセールバリューを意識してベンツを購入する場合、いくつか重要なポイントがあります。まず、車種選びは慎重に行いましょう。ベンツには多くの車種がありますが、中でもSUVやワンボックスは安定して高いリセールバリューを維持しやすい傾向があります。反対に、特定のセダンやワゴンは人気が落ち着きやすく、残価率も低くなることが多いです。購入時には、できるだけ中古市場で人気が続いているモデルを選ぶことが基本です。
次に、ボディカラーや装備選びも大きなポイントです。前述の通り、ホワイトやブラックなどの定番カラーは査定時にも高評価を受けやすいです。また、純正オプションや人気装備もリセールを左右します。サンルーフ、本革シート、先進安全装備などは中古車ユーザーにも支持されやすいため、予算が許せば積極的に選ぶことをおすすめします。
加えて、車両の状態維持もリセールには直結します。定期的なメンテナンスや車検をきちんと行い、記録簿を残しておくことで、査定時に「信頼できるオーナー車両」と判断される可能性が高くなります。走行距離も評価に大きく影響しますので、できるだけ抑えるよう心掛けると良いでしょう。
また、売却タイミングも大切です。一般的に3年落ちや5年落ちなど、車検前後での売却が相場の下落を避けやすい時期とされています。特にモデルチェンジやマイナーチェンジ前は高値が付きやすいため、メーカーの発表や市場動向も事前に調べておくことが重要です。
さらに、購入先や販売店選びにも注意が必要です。信頼できる正規ディーラーや専門店で購入することで、車両状態や履歴の確実性が高まります。リセールを強く意識するなら、少しでも有利な条件で売却できるよう、購入時からこれらのポイントをしっかり押さえておくことが成功への近道となります。
リセールに強いグレードの選び方
リセールバリューに強いグレードを選ぶためには、まず市場で評価されている仕様やオプションを見極めることが大切です。ベンツはグレードや装備のバリエーションが豊富ですが、一般的には上位グレードやスポーティ仕様、そしてAMGラインなどはリセール面でも人気があります。これらのグレードは装備が充実しており、見た目にも高級感や個性が際立つため、中古車市場でも需要が高まりやすいです。
また、特別仕様車や限定モデルも資産価値を維持しやすい傾向にあります。特別な装備やカラー、記念モデルなどは他の車と差別化できるため、将来的にも一定の需要が見込めます。購入時には、発売時期や限定台数などの情報もチェックしておくとよいでしょう。
一方で、ベースグレードや必要最低限の装備しか付いていないモデルは、中古車市場での選択肢が広がる一方で、評価額が伸びにくい場合もあります。これは、中古車購入層が「どうせ買うなら上位グレードを」という傾向が強いためです。そのため、少しコストをかけてでも上級仕様を選ぶことが、将来のリセールにとってプラスになります。
さらに、選択するボディタイプや駆動方式も重要です。例えば、4WDやハイブリッドなど、時代のニーズに合ったグレードは長く人気が続く傾向があります。逆に、個性的すぎる仕様や極端に不人気なグレードはリセール面で不利になることも考えられます。
グレード選びの際は、実際の中古車相場やランキングも参考にしながら、将来性のあるグレードを見極めましょう。あくまでも好みや用途も大切ですが、リセールを重視する場合は、万人受けする仕様や人気の高いグレードを意識するのがコツです。
専門買取店を活用するメリット
車を売却する際に専門買取店を活用することには多くのメリットがあります。まず一般的な中古車買取業者と比べて、専門買取店は特定のメーカーやジャンルに特化しているため、車の価値や相場を正確に把握している点が大きな強みです。ベンツのような高級輸入車の場合、専門知識が豊富な業者のほうが車両の特徴や希少性、装備内容などを的確に評価してくれます。
もう一つの利点は、顧客層の違いです。専門買取店はそのブランドの車を求めるお客様リストや販売ネットワークを持っているため、相場以上の高値がつくことも珍しくありません。特に人気のグレードや装備、希少車の場合、需要のある顧客に直接販売するケースが多く、中間マージンを省ける分だけ高く買取ってもらえる可能性が高まります。
また、売却手続きがスムーズで安心できるのも専門店の特徴です。書類や手続きも慣れているため、初めて車を売却する方でも不安なく進められます。加えて、車両状態の細かい部分まで見てもらえるため、一般店では評価されにくいオプション装備やメンテナンス履歴もプラス査定になることがあります。
ただし、専門店を利用する際は複数社での見積もりを取り、比較検討することが大切です。人気店は査定が集中することもあるので、時期や相場を見極めることも重要となります。いずれにしても、大切な車を少しでも高く売りたい場合や、納得できる条件で手放したい場合は、専門買取店の利用を前向きに検討すると良いでしょう。
まとめ:ベンツで5年後のリセールバリューのポイント
- ベンツの5年後リセールバリューは車種ごとに大きく異なる
- Gクラスは5年後でも約70%の高残価率
- GLAクラスもリセールが高めで人気
- セダンよりSUVの方が5年後のリセールが高い傾向
- GLCはSUVの中でリセール安定、GLBはやや下落幅が大きい
- 人気グレードや人気カラーはリセールで有利
- 定番カラーはホワイトやブラックが評価されやすい
- 純正オプションや上級装備はプラス評価につながる
- 社外品カスタムや流行色はリセールで不利になる場合もある
- モデルチェンジ前の売却は高値が期待できる
- メンテナンス履歴や低走行も高査定のポイント
- 3年落ちは5年落ちよりリセールが高い
- 輸入車は維持費や修理費の不安でリセールが下がる場合がある
- 上位グレードや限定モデルは資産価値を維持しやすい
- 専門買取店を利用すると高額査定のチャンスが広がる
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